気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はNEC[日本電気](6701)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
NEC[日本電気](6701)とはどんな会社?
NEC(登記社名:日本電気)は、コンピューターや通信機器、電子デバイス、半導体、ソフトウエアなどの製造を行っています。
同社の製品には、プリンター、モデム、携帯電話、ネットワークシステム、プラズマ表示パネル(PDP)、メモリー、IC(集積回路)、薄膜トランシスター液晶パネル(TFT-LCD)、プリント配線板(PCB)を含んでいます。
同社は、世界各国で事業を営んでいます。
以下はWikipediaより引用
電機業界や社内での隠語として、日本電気を「三田」と言うことがある。
たしかに、三田にNECビルありますもんね。
ちなみに日本電機の読み方は「にっぽんでんき」です。
日本電機というよりNECといったほうが多くの方にピンときますね。
以下は四季報より引用
2000年代中盤から売上高縮小傾向となったうえ、赤字が続いた半導体子会社は10年に旧ルネサステクノロジと統合、13年に非持分化。
パソコン事業も11年に中国大手レノボに持ち分を大半売却。
不採算事業切り離しを経て、売上高は02年度5兆円規模から2兆円規模に縮小。エネルギー事業やITサービスでの海外拡大が再成長のカギ。
そんなNEC、現在の社員数は110,595人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は4,670円前後です。
取引単位は100株なので、46万円前後で日本電気(6701)の株を所有することが可能です。
うーん、一つの銘柄に40万円オーバーはかなり高いですね。
そして、日本電気(6701)のPER(株価収益率)は、現在24.27倍です。
25倍前後なのでどちらといえば高PERです。
少し割高です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.07%です。
配当は少ししかありませんね。
そして、日本電気(6701)の株主優待はありません。
過去の長期のチャート
2001年をピークに大きく下げ、その後は安値圏を停滞しています。
ITバブルがはじけてその後復活できず、という感じですね。
直近1年のチャートはこちら
キレイな上昇トレンドを描いています。
他の多くの日本株が軟調な中、珍しい動きですね。
勢いを感じます。
日本電気(6701)の売上高は?
こちらは横ばいですね。
日本電気(6701)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらもキレイな右肩上がりではありません。
FY2017から下げてしまっています。
よくないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも方向感ありません。
微妙です。
ちなみに売上高比率は以下です。
日本が約7割、海外が約3割です。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近4.68%です。
低いですね。
低ROEです。
流動比率は1.41倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
NEC[日本電気](6701)の今後をまとめると
NECは日本を代表する大企業ではあります。
さらに、短期チャートの伸びも素晴らしいです。
ただ、長期で見た場合の数字はあまりよくありませんでした。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。