【原稿】京セラ(6971)予備
5G関連。ESG投資銘柄。
気になる銘柄を分析し、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
-長期チャート
-短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率) →とくに大事
8. まとめ
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では、まず京セラについて説明していきます。
1 京セラについて
(1)総合電子部品のリーダー
京セラは、総合電子部品のリーダーです。
京都ベンチャーの一角で、多角化経営を標榜しています。
ファインセラミックス技術をベースに半導体パッケージで首位のほか、
コンデンサやコネクタなど半導体素子も展開しています。
太陽電池、携帯電話端末、スマートフォンなどの通信機器、プリンタ・コピー機でも大手。
(2)アメーバ経営でも有名
創業者の稲盛和夫氏が指揮した小単位・独立採算の「アメーバ経営」も有名です。
※アメーバ経営とは?
組織をアメーバと呼ばれる独立採算で運営する小集団に分け、その小さな小集団にリーダーを任命し、共同経営のような形で会社を経営していきます。
各アメーバの活動の成果を分かりやすく示すことで、リーダーを中心に全社員が自分たちの収支を意識するようになり、それぞれの持ち場・立場で持てる能力を発揮し、利益確保に取り組むようになります。こうしてアメーバ経営は経営者意識を持ったリーダーを社内に育成すると同時に、全従業員が経営に参画する「全員参加経営」を実現します。
強固な財務基盤を生かした買収による規模拡大に積極的です。
産業用、住宅用太陽電池の育成にも注力しています。
(3)時価総額25,859億円
そして、時価総額は25859億円です。
時価総額ランクだと、AAランクです。日本の上場企業でも上位ランクです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 6,848円
株価は6,848円です。
100株単位で売買できるので、684,800円から投資をすることが可能です。
結構資金が必要ですね。
・PER(株価収益率)22.88倍
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは22.88倍です。
日本株の中では普通の水準です。割安でも割高でもないですね
・配当利回り 2.33%
そして、配当利回り。
こちらは2.33%です。
高配当とまでは言えませんがそこそこ配当はあります。
・流動比率 2.84倍
最後に流動比率。流動比率とは、企業の安全性を表す数字です。
流動資産/流動負債で表すことができます。
流動資産とは、1年以内に現金化できる資産。
流動負債とは、1年以内に返済すべき負債。
流動比率が1倍より高いと、
1年以内に現金化できる資産>1年以内に返済すべき負債
→支払えるので安全性についてはひとまずクリア
なので、まずは1倍を超えているかどうかを見ます。
1倍を超えていればOKです。
この会社の流動比率は2.84倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。
まずは長期チャートです。
ITバブルの2000年にピークを迎え、このときが突出しています。
ただ、この時期をのぞけば徐々に下値が切り上がっていて実はわるくなかったりします。
ここは判断が分かれるところですね。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
こちらは比較的キレイな上昇トレンドを描いています。
とくに2020年12月にゴールデンクロスしてからしっかり伸びています。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
ちなみに、京セラの決算月は3月となっています。
うーん、なんとも言えないですね。
2019年度をピークにじわじわと下げています。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPSが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
こちらは横ばいです。
方向感がありませんね。
長期投資の理想とする右肩上がりではありません。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
こちらは2019年度までは横ばい。
その後はしっかりと伸びています。
わるくはありません。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、2.80%です。
つまり、年間2.80%ずつこの会社は成長し続けているということです。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
低いですね。
合格ラインを一度も超えられていません。
もう少し頑張ってほしいですね。
ちなみに自己資本比率は75.2%です。
こちらはしっかりありますね。
8. まとめ
・各数字の伸びはそこまで
・ROEが低いのも、、
では、京セラを総合的にまとめましょう!
BPSはともかく、売上高、EPSの伸びイマイチでした。
ROEが低いのもマイナスポイントですね。
個人的には投資したいとは思えませんでした。
でも、時価総額も高く日本を代表する会社です。
いろいろな見方はできると思います。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。
【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を2,140万円分買いました。
今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。
2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。
そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。
そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2021年4月現在も割安な状態は続き、今もどんどん買い増しをしています。
多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。
これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。
バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」
今回のコロナショックで資産の90%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?
理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)
もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。