
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は日清紡ホールディングス(3105)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
日清紡ホールディングス(3105)とはどんな会社?
日清紡ホールディングスは、コットン、合成織物、化学品などを製造しています。
また、様々な紙製品、無線通信機器、半導体用のエレクトロニクス製品、専用工作機械などの精密機器、自動車用ブレーキなども取り扱っています。
以下はWikipediaより引用
「環境カンパニー」を目標に掲げ、環境・エネルギー分野へ事業シフトを進めている。エレクトロニクス、ブレーキ、精密機器、化学品、繊維などの事業で形成されたコングロマリットを包括するグループ中核企業である。
読み方は「にっしんぼう」です。
そんな日清紡ホールディングス(3105)、現在の社員数は23,104人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は826円前後です。
取引単位は100株なので、8万円前後で日清紡ホールディングス(3105)の株を所有することが可能です。
10万円以下で購入できる日本株です。
いいですね。これなら投資初心者でも気軽に買える値段ですね。
そして、日清紡ホールディングス(3105)のPER(株価収益率)は、現在12.92倍です。
15倍以下です。比較的割安の部類です。
いいですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、3.63%です。
いいですね。かなり配当ありますね。
高配当の日本株です。
そして、日清紡ホールディングス(3105)の株主優待は1,000株以上の株主にトイレットペーパーやキッチンタオルなどの製品詰め合わせ(3,000円相当)がもらえます。
詳細はIR情報をご覧下さい。
1,000株以上ないともらえないんですね。内容も微妙です。
優待目的で買う銘柄ではありませんね。
過去の長期のチャート
3回ピークを迎えています。
直近のピークのあと、大きく下落していますね。
直近1年のチャートはこちら
今年1年、大きく下落しています。
直近とうとう株価1,000円を割ってしまいました。
日清紡ホールディングス(3105)の売上高は?
うーん、横ばいですね。
日清紡ホールディングス(3105)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
直近は大きく伸びているものの、過去はバラバラですね。
あまりよくはありません。
長期投資の理想とするEPSはキレイな右肩上がりです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは比較的堅調です。
まあまあですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近10.57%です。
ギリギリ合格ラインを超えています。
でも、過去は軒並み低いので直近の水準をキープできるのかに注目です。
流動比率は1.51倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
半分が海外なんですね。いい感じです。
日清紡ホールディングス(3105)の今後をまとめると
高配当は魅力的でした。
ただ、各数字の伸びがいまいちです。
正直、無理して投資する銘柄ではありません。
日本株全体が大きく下げている現在、日本株には他に「買うべき」という優良銘柄がたくさんあります。
次、見ていきましょう。