
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はイオン(8267)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
イオン(8267)とはどんな会社?
イオンはゼネラル・マーチャンダイズ・ストア(GMS)及びスーパーマケット、コンビニエンスストア等の総合小売業事業を全国で展開しています。
婦人服やファミリーカジュアルファッション等を販売する専門店、商業施設の開発、金融サービス、アミューズメント、外食等の事業も営んでいます。
以下はWikipediaより引用
「イオン (AEON)」とは、古典ギリシア語 αἰών(aiōn、アイオーン)に由来するラテン語で、「永遠」を意味する。(ただし、「イオン」というカタカナ表記は現代英語における発音(英語発音: [ˈiːɒn])に基づいている)。
ロゴタイプにはA・E・Oの3文字を円環で結び、かつAとEの合字である「Æ」を使った「ÆON」表記を用いている
(ただしロゴタイプ以外の英文表記による資料はすべて「AEON」の表記としている)。
なんかややこしいですね。
とはいえイオン、日本に住んでて行ったことない人ほとんどいないのではないでしょうか。
そのくらい生活に密着したお馴染みのスーパーです。
そんなイオン(8267)、現在の社員数は86,289人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,668円前後です(2017年6月)。
取引単位は100株なので、16万円前後でイオン(8267)の株を所有することが可能です。
20万円以下で購入できる日本株です。
いいですね。これなら投資初心者でも比較的に買いやすい値段ですね。
そして、イオン(8267)のPER(株価収益率)は、現在124.37倍です。
え!124倍??
100倍超えています。めちゃくちゃな高PERです。
いくらなんでも割高すぎです。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.8%です。
そこそこはあるという印象です(高配当ではないけれど)。
そして、イオン(8267)の株主優待は100株でオーナーズカードというものがもらえます。
このカードを持っていると買い物をしたら3%キャッシュバックされるそうです。
このキャッシュバック率は保有株式に応じて異なります。
またその他も優待があります。
気になる方はイオンのIR情報をご覧下さい。
どうでもいいですが、イオンのIR情報、わかりやすくていいですね。
こういうちょっとした点が企業の評価を高めます。好感もててナイスです。
そして、配当もイオンよく行く人にはいいですね。
100万円分イオンで買い物したら3万円のキャッシュバックです。こちらもナイスです。
優待目的が買う方も多くいそうです。
過去20年の長期のチャート
リーマンショック後に停滞していましたが、直近少し盛り返してきています。
上場来最高値は2005年の3,000円です(Bloomberg調べ)。
直近3年のチャートはこちら
2014年末から2015年前半にかけてかなりの上昇トレンドでした。
ただ、その後は横ばいです。
イオン(8267)の売上高は?
いいですね。ゆっくりですが着実に売上高を上げています。
イオン(8267)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、厳しいですね。
はげしく下げてきています。
大きなマイナスポイントです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも微妙です。
FY2015をピークにその後は下げてきています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近0.99%です。
10%どころか1%もありません。目も当てられません。
お話にならないですね。低ROEです。
流動比率は1.0倍です。
こちらは1倍をなので問題ありません。
ちなみに売上高比率はこんな感じです。
日本が9割を超えています。
イオン(8267)の今後をまとめると
うーん、正直まったくよくないですね。
まずPERが高すぎます。
そして、EPS、BPS、ROEがすべてわるかったです。
よかったのは株主優待くらいです。
個人的にも投資したくないです。
気持ちを切り替えて、次見ていきましょう。