
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は川崎汽船(9107)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
川崎汽船(9107)とはどんな会社?
川崎汽船は、世界各国にて海上貨物・旅客輸送を行っています。
主にコンテナ船、自動車船、不定期専用船、エネルギー資源輸送船などを運営しています。
また、損害保険代理・倉庫管理・陸上輸送サービスも提供しています。
主な貨物には自動車・穀物・原油・石炭・鉄鉱石・製紙原料などがあります。
以下はWikipediaより引用
1919年4月10日、川崎造船所(現川崎重工業)の船舶部が独立する形で、同社の現物出資によって設立された。
規模では、日本郵船・商船三井に次いで国内第3位である(2014年3月末時点で583隻を運航)。
上位2社と比較するとコンテナ船への依存率が高いとされる。
このほか、石炭・鉄鉱石などの不定期貨物船、自動車運搬船、LNGタンカー、石油タンカーなどを運航する。また、日本で初めて自動車専用船を導入したのは同社。
川崎汽船、もとは川崎重工業だったんですね!はじめて知りました。
そんな川崎汽船(9107)、現在の社員数は7,153人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,370円前後です。
取引単位は100株なので、13万円前後で川崎汽船(9107)の株を所有することが可能です。
20万円以下で購入できる日本株です。
まあ日本株の中では普通のレベルですね。
もうちょっと安くなると幅広い層に買いやすくていいのになと思います。
そして、川崎汽船(9107)のPER(株価収益率)は、現在計算できません。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、現在ありません。
そして、川崎汽船(9107)の株主優待もありません。
過去の長期チャート
2007年に大きく打ち上がり、その後大きく下げ横ばいです。
直近1年のチャートはこちら
2018年は下落です。
年末に底を打って、2019年から緩やかに回復しています。
川崎汽船(9107)の売上高は?
うーん、方向感ないですね。
微妙です。
川崎汽船(9107)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うげ!マイナスだらけです。
よくないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
FY2015から右肩下がりです。
BPSが右肩下がりということは株主の価値を毀損し続けているということです。
もちろん長期投資にとってはマイナスポイントです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近4.76%です。
話になりません。
企業体質などなかなか変わらないのでこれでは長期投資は難しいと言わざるを得ません。
流動比率は1.4倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ちなみに海外別売上高はこんな感じです。
日本4割、海外が6割なんですね。
海外比率が高めな点は評価できます。
川崎汽船(9107)の今後をまとめると
まったくよくなかったです。
とくにEPSがマイナスだらけが決定的でした。
この時点で「投資をしてはいけない」銘柄です。
次、見ていきましょう。