気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は関西電力(9503)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
関西電力(9503)とはどんな会社?
関西電力は、水力、火力、地熱、原子力などを利用して電気・発電事業を営んでいます。
大阪および周辺の関西地区に電気の供給を行っています。
また電力設備などの建設、保全工事も手がけています。
そんな関西電力(9503)、現在の社員数は32,597人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,265円前後です。
取引単位は100株なので、12万円前後で関西電力(9503)の株を所有することが可能です。
15万円以下で購入できる日本株です。
いいですね。
日本株の中でも比較的初心者に優しい価格です。
そして、関西電力(9503)のPER(株価収益率)は、現在7.48倍です。
10倍を割っています。かなりの割安ですね。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、4.06%です。
いいですね。高配当です。
そして、関西電力(9503)の株主優待はありません。
過去の長期チャート
2007年のピーク以降は下げています。
その後一時1,000円割れもしましたが反発し、直近は比較的上昇しています。
ちなみに、上場来最高値は1989年です。
バブル期の高値を超えられない「ザ・日本株」です(ネガティブな意味です)。
直近1年のチャートはこちら
2019年4月に入ってドーンと下げています。
その後も回復の兆しがありませんね。
関西電力(9503)の売上高は?
うーん、微妙です。
キレイな右肩上がりではありません。
関西電力(9503)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うーん、凸凹で方向感がありません。
投資をしてはイケない空気がプンプンします。
よくないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは比較的しっかりしています。
右肩上がりでいい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近7.76%です。
健闘はしていますが、合格ラインには到達していないのが残念です。
過去を見ると10%を超えているときもあるので、ポテンシャルは高いのかもしれません。
流動比率は0.48倍です。
こちらは1倍を割っているので少し心配です。
ちなみに売上高は日本100%です。
関西電力(9503)の今後をまとめると
まあまあですね。PERが低くて配当が高いのがうれしいです。
ただ、EPSがよくないですね。
悪くはないのですが、魅力ある日本株が大きく下げているバーゲンセールの中、あえて関西電力を買う理由は乏しいかなというのが率直な感想です。
日本のインフラを支える大企業であるので、個人的にはがんばってもらいたいです。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。