気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はフマキラー(4998)の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
フマキラー(4998)とはどんな会社?
フマキラーは、家庭・園芸用殺虫・防虫剤の製造および販売を行っています。
同社はインドとインドネシアにも製造の拠点を持ち、韓国、マレーシア、中国などで製造販売を行っています。
以下はWikipediaより引用
1963年(昭和38年)には、世界初の電気蚊取『ベープ』を発明・開発したことで、国内のみならず世界中にその名を浸透させる。
なお、社名はfly(蠅)の“フ”とmosquito(蚊)の“モ”にkillerを付けたものであり、便宜上語感の良さからフマキラーとし、創業時の殺虫剤の商標名「強力フマキラー液」の由来となっている(後述のように、この商標名に因んで現在の社名となった)。企業スローガンは「日用品質」、つまり日々の暮らしに相応しいクオリティがあるべきことを主張している。
フマキラーって「フライ」と「モスキーノ」と「キラー」から来てるんですね。
はじめて知りました。
そんなフマキラー(4998)、現在の社員数は3,043人です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,096円前後です(2017年6月)。
取引単位は1,000株なので、110万円前後でフマキラー(4998)の株を所有することが可能です。
一つの銘柄に100万円オーバーです。
いくらなんでも高すぎです。
初心者が気軽に買える金額ではありません。
そして、フマキラー(4998)のPER(株価収益率)は、現在21.96倍です。
20倍を超えているのでそこそこ割高です。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは、1.09%です。
あまりないですね。
そして、フマキラー(4998)の株主優待は1,000株で3,000円相当の自社製品詰め合わせがもらえます。
投資するのに100万円かかっているので優待目的で買う銘柄ではないですが、もらえたらもらえたでうれしいかもしれません。
(特に虫除けとか欲しい人)
過去20年の長期のチャート
長期的に右肩上がりの上昇トレンドですね。
直近3年のチャートはこちら
直近の勢いがすごいです。
こういったニュースがでています。
殺虫・衛生薬品メーカーのフマキラー株が、1987年につけた1219円の高値にあと一歩と迫っている。強毒を持つ南米原産の「ヒアリ」が神戸港や名古屋港などに続いて大阪港でも発見され、出来高を伴って人気化している。
同社株は、ヒアリ駆除による殺虫剤の需要拡大を見込む買いから、5日は取引時間中に前日比18%高の1208円に買われた。短期筋の利益確定の売りに押されて終値は1104円。名古屋港で発見されたアリがヒアリと確認された先月30日にも、株価は一時4.7%高を付けていた。
Bloombergより引用
ヒアリ、結構今ニュースで話題になっていますもんね。
フマキラー(4998)の売上高は?
右肩上がりです。いいですね。
とはいえ、売上はまだ420億円規模なんですね。
大企業と比べるとまだまだです。
フマキラー(4998)のEPS(1株当たりの利益)の推移です
FY2012のマイナスが気になりますが、その後はしっかり右肩上がりです。
いいですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらも右肩上がりです。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近15.98%です。
合格ラインの10%をしっかり超えています。
日本株の中でもトップクラスのROEです。
優秀ですね。
これは高評価です。
フマキラー(4998)の今後をまとめると
フマキラー、現在はヒアリのニュースばかりで株価が急騰しています。
でも中身を見てみると数字はかなりよかったです。
そしてROEも高いのが魅力です。
急騰しているとはいえPERもこのくらいなら許容範囲です。
優良銘柄ですね。
個人的にも結構気になる銘柄でした。
ヒアリブームが落ち着いて株価反落すればチャンスかもしれません。
気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。