今日はおすすめの本のご紹介です。
著者は予備校講師
皆さんは予備校講師というとどういうイメージをお持ちになるでしょうか?
やっぱり、「今でしょ?」の林先生?
正直、すこ~し、変わった方が多いというのが私の印象です。
ただ、やはり、知識と言う意味では、本当にすごい。
この本の著者の方もそうです。
あまりのインテリジェンスに圧倒されてしまいます。
実際のニュースと照らし合わせながら読むと理解が早い
イスラムと言えば、最近だとトランプさんがやらかしましたよね。
「トランプ米大統領、エルサレムをイスラエルの首都と承認」
この本を読んでイスラームについて分かったか?といわれると正直理解不足なところはあります。
ただ、トランプ大統領のニュースなどに対して、「う~~~ん、これはまずくないか?」となんとなくでも感じながら、こういった本を読むことで、少しずつ理解を深め、分かってくることもあります。
特にこの本の秀逸なところは、
なぜイスラム教は急速にひろまったのか?
国家や組織が膨張する時にどんな問題が発生するか?
それが歴史の中でどう繰り返されてきたか?
などについて明確な答えを持って解説してくれているところです。
本当に有益な情報があふれています。
脚注も秀逸です。
例えば、権力者の寵愛する女が感情に左右された行動をするとどうなるか?とか。
(ムハンマドのアーイシャという妻が出てきますが、この人が…)
徴税の仕組みに不公平感が出た時、公平間を出しつつも、しっかり税収を確保するために取られた一手は?とか。
「これからはアラブ人にも、異民族にも”平等”に土地税を課します(※土地を持ってるのはほとんど異民族なんだけどね)」
などなど。
これらが結構面白い。
私自身今までは、歴史には全く興味がもてませんでしたが、投資の一つの大事な教養として歴史があることを知り、そこから少しずつ勉強するようになりました。
今ではすっかり歴史好きになってしまいました。
また、歴史はリベラルアーツの一科目として非常に重要だとおもいます!
是非みなさんもこういった本から歴史を勉強してみてはいかがでしょうか。