一体何のために働いているの? 30代が仕事に疲れた時に読むべき話

おはようございます。
シェアブログ編集部ひろすえです。

「人は何のために働くのか・・・。」そんなことを改めて考えさせられるとても感動的なお話を今日はご紹介したいと思います。

人は何のために働くのか

みなさんは何のために働いていますか?
当然、お金のため、家族を養うため、と答える人が多いと思います。

ただ、みなさんが新社会人だった時、今と同じような目的で仕事をしていたでしょうか?

きっと多くの人が、「社会に貢献したい」とか、「お客様の笑顔が見たい」とか、「有名になりたい」などといった夢や希望に胸を膨らませていたはずです。

けど、30代になり、背負うものもできてくると、いつしか仕事はただ辛く厳しいものなってしまいがちです。

私もそんな30代の一人だと思います。

ただ、これからご紹介するお話を聞いた時、「仕事というのは決してお金のためだけにするものではないのだ。」と改めて気づかされました。

是非みなさんも最後まで読んでみて下さい。

明日から仕事に対する気持ちが少しだけ変わるはずです。

人であふれた駐車場

私は大学を卒業後、就職した会社をたった1日でやめました。

何のために働くのか、どうしてもわからなかったのです。

その答えを見つけるために、自分で会社をはじめました。

わからないながらも必死で働きましたが、何かがうまくいきません。

いつも中途半端で、本気になれない自分がいました。

夢を持つことができないまま、ただ毎日を過ごしていました。

 

当時私は、事務所のある新宿まで、毎日車で通っていました。

近くの駐車場には、60を過ぎたくらいの管理人のおじさんがいました。

「おはようございます!今日も天気でいい1日ですね!」

おじさんはいつも明るい笑顔で、年齢に似合わずシャキシャキと仕事をこなしています。

ある日、駐車場についたら、外はひどい土砂降りになっていました。

困ったなあと車から降りられずにいると、おじさんが走ってきました。

「傘忘れたんじゃない?これ持っていきなよ。」

「でもそれって、おじさんの傘でしょ?」

「私のことは気にしなくていいんですよ。」

おじさんはいつもこんな調子でお客さんのことばかり考えてくれる人でした。

駐車場は満車になることも多く、おじさんはいつも看板の前であやまっていました。

「満車です。申し訳ありません。」

「やっと見つけたのに困るんだよ!」
中には文句をいう人までいます。

「本当に申し訳有りません・・・」

おじさんはいつも車が見えなくなるまで、少し薄くなった白髪頭を下げ続けていました。

 

ある日、いつもと同じように車を止めようとしたとき、おじさんの笑顔がないことに気づきました。

「実は今週いっぱいでこの仕事をやめることになったんです。」

「えっ!?どうしてですか?」

「妻が肺を患っているんです。空気のきれいな田舎で二人でのんびり暮らすことにしました。

これまで本当にいろいろお世話になりました。 」

そういっておじさんは深々と頭を下げました。

「お世話になったのはこっちのほうですよ・・・」

私は何ともいえない寂しさをおぼえました。

 

今日が最後というその日・・・

私はおじさんへのちょっとした感謝の気持ちで、手みやげを持っていきました。

そして駐車場に着いたとき、信じられない光景を目にしたのです。

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小さなプレハブの管理人室の窓からは中がまったく見えません。

色とりどりの花束がたくさんつみあげられていたからです。

ドアの横には1メートル以上の高さになるほどおみやげがつみ重ねられています。

たくさんの花束とプレゼントに彩られて、管理人室はまるでおとぎの国の家のように見えます。

駐車場の中はたくさんの人でごった返し、あちらこちらから声が聞こえてきます。

「おじさん、いつも傘を貸してくれてありがとう!」

「あのとき重い荷物を運んでくれて、とても助かりました!」

「おじさんにあいさつの大切さを教えてもらいました・・・」

人ごみの中心には笑顔のおじさんがいました。

みんなが次々とおじさんと写真を撮っています。

おじさんと握手をして、ハンカチで目を覆っている人もいます。

おじさんは一人ひとりと目を合わせ、何度も何度もうなずいていいました。

私は列の最後にならんで、おじさんと話す機会を待ちました。

「おじさんには本当に感謝しています。
毎朝とても気持ちよく仕事に取りかかることができました。」

「いえいえ、私は何もしていませんよ。
私ができることは、あいさつやあやまることぐらいです。」

 

「でも私はいつも、自分が今やっている仕事を楽しみたい。
そう思っているだけなんです。」

 

仕事の最後の日、自分がこれまでどのように仕事に関わってきたのかをまわりの人が教えてくれる。

つまらない仕事なんかない。
仕事に関わる人の姿勢が仕事をおもしろくしたり、つまらなくしたりするんだ。

私はそんなことをおじさんから学びました。

いかがでしたでしょうか。
30代の私たちにとってはいろいろな意味で心に染みるエピソードだったのではないでしょうか。

せっかく仕事をするのであれば、一生懸命にやる方がいい。
だって、一生懸命にやれば、どんな仕事だって楽しくなるのですから。

明日から一度初心に戻って仕事をしてみたいと思います。

参考:youtube




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