気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はエー.ディー.ワークス【3250】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
エー.ディー.ワークスとはどんな会社?
エー.ディー.ワークスは、設立は1936年(昭和11年)という歴史のある会社です。
はじめは東京の墨田区で染色業をしていたそうです。
その後、不動産の売買および鑑定評価を行うデューデリジェンス業務を提供し、現在は個人投資家・富裕層向けの不動産を軸としたサービスを行っています。
東証1部上場銘柄です。
そんなエー.ディー.ワークス、現在の社員数は148人です。
現在の株価は?
現在の株価は45円前後です(2018年2月)。
取引単位は100株なので、4,500円程度でエー.ディー.ワークスの株を所有することが可能です。
安い!めっちゃ安いですね!
日本株の中でも最も気軽に買える部類です。
エー.ディー.ワークスのPER(株価収益率)は、現在18.7倍。
19倍前後なのでまあ割高でも割安でもなく標準的といえます。
配当利回りは、ありません。
株主優待は、株式を100株以上保有すると決済短信などの情報が配信されるサービスが受けられます。
1万株以上を保有するとプレミアム会員として年に2回優待ポイントがもらえます。このポイントはいろいろな商品と交換できるそうです。
うーん、正直株主優待にはほとんど期待していません。
そんなことするなら配当してほしいですね。
詳細はこちら
https://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20170515/ahqy9b/140120170515472687.pdf
過去の長期のチャート
うーん、なんともいえません。
底を固めて少し上昇はしています。
ちなみに上場来最高値は2013年の61.1円、上場来最安値は2009年の4円です(いずれもブルームバーグによる補正あり)。
直近3年のチャートはこちら
うーん、キレイなレンジですね。
今後の方向感が読めないです。
エー.ディー.ワークスの売上高は?
売上は100億円前後です。
FY2016に大きく伸びましたが、FY2017には大きく売上落ち込んでいます。
気になりますね。
エー.ディー.ワークスのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
いいですね。
上下はしていますが、比較的右肩上がりとなっています。
高評価です。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらもいいですね。
FY2013には落ち込みましたがその後はしっかり右肩上がりです。
長期投資に適した銘柄とはこのようにBPSがしっかり右肩上がりの銘柄です。
それだけしっかり会社の価値を増やしていけてるということです。
そしてROE(株主資本利益率)の推移です。
6%から8%台をウロウロしています。
合格ラインの10%にはまだ到達していません。
うーん、これからに期待ですね。
流動比率は3.81倍。
こちらは1倍を超えているので問題はないです。
最後に売上高比率を見てみましょう。
収益不動産事業が9割近くをしめています。
エー.ディー.ワークスの今後をまとめると
あまり聞いたことのない企業だったので穿った見方で分析していました。
でも意外とよかったです。
まずまずといったところ。
とはいえ、売上の規模からいってもちょっとした景気の波で大きく業績が傾く可能性もあります。
やるなら十分注意してやりましょう!