気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はきもと【7908】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
きもと(KIMOTO)とはどんな会社?
きもと(KIMOTO)は、多種機能を蒸した工業用フィルムを製造しています。
主にテレビ・モニターやモバイル用タッチパネルなどに使用されます。
また、情報システムの開発も行います。
知名度はあまりありませんが、東証一部銘柄です。
そんなきもと、現在の社員数は733人です。
現在の株価は?
現在の株価は459円前後です(2018年2月)。
取引単位は100株なので、45,900円程度できもとの株を所有することが可能です。
安いですね。
5万円以下で気軽に買える銘柄です。
きもとのPER(株価収益率)は、現在28.41倍です。
30倍前後なので高PERです。どちらかといえば割高です。
配当利回りは、1.09%です。
あまりありませんが、日本株の中ではこんなものでしょう。
きもとの株主優待はありません。
きもとの長期チャート
レンジですね。方向感はありません。
ちなみに上場来高値は2008年の703円で最安値は2009年の107円です。
1年でのこの落差が激しいですね。
きもとの短期チャート
2016年には軟調な展開もありましたがその後しっかり上昇し、2018年に入って大きく盛り上がっています。
この荒い値動きはちょっと仕手株っぽい動きですね。
※仕手株とは?
特定の投資家たちが意図的にまとまった投資資金を流入させることで、急激な株価吊り上げや吊り下げが行われた銘柄(その傾向が強い銘柄)のこと。
われわれ長期投資家はあまりこういう銘柄に近づかないほうがよいです。
きもとの売上高は?
右肩下がりですね。よくないです。
きもとのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらもがちゃがちゃしています。
全然よくないです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらも右肩上がりとは程遠い形です。
うーん、よくないです。
ROE(株主資本利益率)の推移
直近のROE(株主資本利益率)は2.13%です。
過去のROEも合格ラインの10%を超えていません。
うーん、微妙ですね。
最後に流動比率は4.67倍です。
こちらは1倍超えているので問題ないです。
きもとの今後をまとめると
2018年大きく上昇したきもと。
しかし、売上・EPS・BPSなどの数字は芳しくありませんでした。
仕手筋による値動きの粗さもあり、無理をして投資をする銘柄ではありません。
というより僕なら投資しないです。
日本株にはいい銘柄がたくさんあります。
次、行きましょう。