気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はアイフル【8515】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
アイフルとはどんな会社?
アイフルは、一般消費者向け無担保・無保証による小口資金および事業者向け直接融資を行っています。
また同社は不動産を担保とする融資も行っています。
余談ですが、アイフルのチワワのCM懐かしいですよね(30代以上の方はわかって頂けるはず)。
あのCM効果でチワワが大ブームとなりました。
東証一部銘柄です。
そんなアイフル、現在の社員数は1473人です。
現在の株価は?
現在の株価は400円前後です(2018年2月)。
取引単位は100株なので、40,000円程度でアイフルの株を所有することが可能です。
安いですね。
5万円以下で気軽に買える銘柄です。
アイフルのPER(株価収益率)は、現在24.86倍です。
25倍前後なので比較的高PERです。
どちらかといえば割高です。
配当利回りは、現在計算できません。
アイフルの株主優待はありません。
アイフルの長期チャート
2008年以降大きく落ち込んでいます。
アイフルは2008年以降経営悪化が表面化してきました。
その主な要因はこちらです。
消費者金融大手であるアイフルの強引な営業活動や、懲罰的・暴力的な取り立てなどが違法だと社会問題視され、2005年(平成17年)4月16日、「アイフル被害対策全国会議」が被害者や弁護士・司法書士を中心に結成され、同会議が金融庁に意見書を提出。金融庁と財務省近畿財務局も6月頃からこの問題を調査していたが、2006年(平成18年)4月14日、およそ1900あるアイフル全店舗(無人店舗も含む)に対して業務停止命令を出した。
業務停止の期間は、5月8日からで、特に違法とされた五稜郭支店(北海道函館市)・西日本管理センター3係(滋賀県草津市)・新居浜支店(愛媛県新居浜市)が6月1日までの25日間、諫早支店(長崎県諫早市)・コンタクトセンター福岡カウンセリングセンター九州(福岡県福岡市)が5月27日までの20日間、残りの全店舗が5月10日までの3日間。
金融庁はこの命令について、「法令に基づき対処した」と述べている。アイフルは記者会見で「早期の信頼回復に努めたい」と、CM・新聞・雑誌広告や街頭でのポケットティッシュの配布などを2ヶ月間自粛する意向を示した。
一部の店だけに限らず全ての店舗が業務停止命令の対象となったのは、2005年(平成17年)11月25日の事業者金融(商工ローン)最大手のSFCG(旧商工ファンド)以来で、消費者金融大手では初である。
Wikipediaより引用
アイフルの短期チャート
レンジですね。方向感はありません。
アイフルの売上高は?
うーん、よくないですね。
右肩上がりではないですし、FY2017に大きく売上を下げています。
アイフルのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらも、よくないです。
マイナスの年度もありますし方向感がありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
まあまあといったところ。
キレイな右肩上がりではありませんがFY2014をのぞけば堅調な推移をしています。
ROE(株主資本利益率)の推移
直近のROE(株主資本利益率)は6.74%です。
過去には合格ラインの10%を超えていたときもありました。
売上高比率はこんな感じです
ライフカードの売上が3割近くあるんですね。
アイフルの今後をまとめると
うーん、微妙です。
各数字の伸びがよくありません。
短期的には上昇も見込めるでしょうが、長期投資の対象としてはおすすめはできません。
次、行きましょう。