
日本株でおトクな株主優待と配当を紹介するコーナー。
今回はクラレ(3405)についてです。
クラレ(3405) | |
何がもらえる? | オリジナルカタログギフト |
いつ買えばいい? | 2020年12月28日 (年1回) |
いくら買えばいい? | 約107万円 (1,000株) |
配当金は? | 4,000円 (100株) |
優待と配当の合計利回り | 4.02% |
クラレ(3405)の株主優待の内容
まずは、クラレ(3405)の株主優待の内容です。
クラレ(3405)の株主優待は、オリジナルカタログギフトです。
保有株数が1,000株以上で保有期間が3年未満の場合、3,000円相当。
1,000株以上で保有期間が3年以上の場合、10,000円相当がもらえます。
年に1回、12月末日時点の株主に配布されます。
なお、優待の発送は3月下旬のようです。
クラレ(3405)とはどんな会社?
クラレは、化学、繊維をはじめとする日本の化学企業グループです。
近代日本を代表する実業家の一人でもある大原孫三郎により、1926年にレーヨンの国産化を目的として設立されたのが始まりでした。
同社の代表的製品でもあり、ランドセルで有名な人工皮革「クラリーノ」や、機能性樹脂「エバール」「クラレポバール」、高機能エラストマー「セプトン」「ハイブラー」、合成繊維「ビニロン」「ベクトラン」、乾式不織布「クラフレックス」など代表的製品も数多く存在しています。
なお、「マジックテープ」(一般名:面ファスナー)はクラレの登録商標です。
倉敷紡績(クラボウ)の経営多角化を目的に大原一族が創業しましたたが、現在はクラボウとの関係は営業面のみに関するものであり、人的関係や資本関係は一切ありません。
海外売上比率が高く、2016年度は63%となっています。
総合職の内定競争倍率が高いことでも有名で、2014年度の内定競争倍率は250倍となったそう。
全体で18位とかなりの高水準であり、非常に狭き門となっているといいます。
日経225銘柄を構成する1社です。(参考:ウィキペディア)
クラレ(3405)の株主優待はいくらでもらえる?
現在のクラレ(3405)の株価は、1,071円(2020年9月時点)です。
1,000株だと「約107万円」で購入できます。
ただで優待だけ受け取ることのできるクロス取引の場合は、クラレ(3405)の株を購入するのに必要な手数料と信用取引の手数932円がかかります。(SBI証券の場合)
クロス取引についてはこちら
約107万円の投資で年間3,000円分の優待食事券がもらえるので、優待利回りは0.28%です。
うーん、かなり少ないですね。
そもそも株主優待をもらうために100万円以上の投資が必要というのは、あまりにも高すぎます。
具体的に権利日はいつ?
株主優待の基準日は、12月末日です。
基準日の株主名簿に記載されている株主に配布されるようです。
実際の権利日は、2020年12月28日なので、この日までに購入をすれば優待をもらうことができます。
クロス取引(株主優待タダ取り)をする場合、12月28日の権利日の前日の夜に注文をして、権利付与後の12月29日に現渡決済すればOKです。
一目でわかる株主優待カレンダーはこちら
クラレ(3405)の配当は?
次に、配当目的の投資として考えた場合のクラレ(3405)は魅力的かを見ていきましょう。
クラレ(3405)の配当利回りは3.74%です。
100株分、約11万円投資したら→年間4,000円。
1,000株分、約107万円投資したら→年間40,000円がもらえます。
配当は悪くないですね。
配当の基準日は?
クラレ(3405)の配当の基準日は6月末日と12月末日です。
実際の権利確定日は、2020年12月28日と2021年6月28日なので、この日に株を保有していると配当がもらえます。
最後にクラレ(3405)の株主優待と配当をまとめてみると
優待と配当合わせて利回りは4.02%です。
悪くないですが、ちょっと物足りないですね。
ただ、3,000円分の優待をもらうために100万円以上の投資が必要というのはあまりにも高すぎます。
優待はまだ2017年から設定されたばかりなので、今後内容が改善されることを期待したいです。
気になる方はチェックしてみて下さい。
今後の株価動向が気になる方は、今井バフェットさんの記事も併せてご覧下さい。