気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はJR九州(九州旅客鉄道)【9142】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
JR九州(九州旅客鉄道)とはどんな会社?
JR九州(九州旅客鉄道)は、主に九州地方で鉄道運輸サービスを提供しています。
また小売業や不動産事業も行っています。
1987年4月1日に日本国有鉄道(国鉄)から鉄道事業を引き継ぎ発足した旅客鉄道会社の一つですね。
コーポレートカラーは赤色です。
以下はWikipediaより引用
鉄道事業においては、JR九州発足から2016年3月期まで一度も営業黒字を計上したことがなく、九州新幹線が全線開業した後も依然として厳しい経営状況が続いていたが、2015年度に実施された減損会計による減価償却費の大幅な圧縮や合理化などにより、2017年3月期の決算においてJR九州発足以来初めて鉄道事業が250.8億円の営業黒字となった。
近距離輸送の面では、福岡市・北九州市をはじめ、九州各県の県庁所在地の近郊など比較的輸送量の多い線区も管内に存在するが、首都圏や関西圏などのように莫大な収益をもたらすものではなく、経営の一助になるには至っていない。むしろ、管内には輸送密度が低いローカル線も多く抱え、沿線の過疎化などの社会問題も相まって年々利用が減少しており、経営の負担になっている面もある。
今後の展開としては、九州新幹線長崎ルート(西九州ルート)が2008年4月に着工され、2022年度の完成を見込んでいる。
そんなJR九州(九州旅客鉄道)、現在の社員数は16,922人です。
現在の株価は?
現在の株価は3,270円前後です(2018年3月)。
取引単位は100株なので、32万円前後でJR九州(九州旅客鉄道)の株を所有することが可能です。
うーん、高いです!
単元株が100株となり、最近5万円以下で購入できる日本株も増えてきたので決してお手頃とは言えません。
JR九州(九州旅客鉄道)のPER(株価収益率)は、現在10.29倍です。
15倍を割っているので、割安ですね。低PERです。
配当利回りは、2.39%です。
日本株の中ではそこそこの高配当です。
鉄道株主優待券とJR九州グループ株主優待券(ホテルの割引券など)です。
JR九州(九州旅客鉄道)の長期チャート
データ少ないのでこれだけではなんともいえませんが、方向感がありませんね。
直近の短期チャート
こちらも方向感がありません。横ばいですね。
JR九州(九州旅客鉄道)の売上高は?
データ少ないですが、右肩上がりですね。
JR九州(九州旅客鉄道)のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
うーん、厳しいですね。
特にFY2016のマイナスがかなり不安になります。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらもデータ少ないのでなんともいえませんが、右肩上がりではありません。
JR九州のROE(株主資本利益率)は?
直近のROEは13.91%です。
合格ラインの10%をしっかり超えています。
いいですね。
最後に流動比率は1.12倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
JR九州(九州旅客鉄道)の今後をまとめると
一言でいえば、微妙です。
配当はそこそこ高くてPERが低い点は魅力ですが、無理をして投資をする銘柄ではありません。
日本株には他にも素晴らしい銘柄がたくさんあります。
気持ちを切り替えて次、見て行きましょう。