ステンレスのトップメーカー!日本冶金工業【5480】の今後の株価を分析

気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回は日本冶金工業【5480】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。

日本冶金工業とはどんな会社?

日本冶金工業はステンレス鋼の製造業者です。
またステンレス加工品、電子材料用合金、超合金なども製造しています。

ちなみに、社名の読み方は日本冶金工業(にっぽんやきんこうぎょう)です。

冶金で「やきん」って読むんですね。
そもそも「冶金(やきん)」とは、鉱石から金属を精製したり、それから合金を作ったりする技術のことを言うそうです。

ステンレスメーカーの中で唯一、ニッケル製錬部門(大江山製造所)をもっています。
そのため、原料高が続く状況の中では大きな強みとなります。

代表取締役社長は木村 始氏です。

そんな日本冶金工業、現在の社員数は2,018人です。

現在の株価は?

現在の株価は330円前後です。
取引単位は100株なので、3万円前後で日本冶金工業の株を所有することが可能です。

いいですね!3万円なら初期投資が少なくて、初心者でも気軽に投資を始められます。

日本冶金工業のPER(株価収益率)は、現在11.16倍です。
こちらは15倍を割っているので、低PERです。比較的割安のラインですね。

配当利回りは、1.82%です。
高配当とまではいえませんが、日本株の中ではそこそこ配当がありませす。

日本冶金工業の株主優待はありません。

日本冶金工業の長期チャート

2007年に一気に盛り上がって大きく戻して以外は横ばいが続いています(個人的にはこういったチャートの形を「打ち上げ花火」と読んでいます)。

ちなみに、上場来最高値はバブル期1989年の2,980円です。
バブル期の高値を超えられない典型的な日本株です。

直近1年間の短期チャート

直近でみると、比較的堅調です。
上昇のトレンドですね。

日本冶金工業の売上高は?

うーん、右肩上がりではありません。

日本冶金工業のEPS(1株当たりの利益)の推移です。

こちらFY2013はマイナスですが、その後は比較的堅調です。
判断がむずかしいところですね。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。

こちらは比較的右肩上がりです。
いい感じですね。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

直近のROEは11.63%です。
合格ラインの10%を超えています。
FY2018ではじめて超えているので「今後もこの流れが続くのか、今回たまたまだったのか」をしっかりチェックする必要はあります。

売上高比率はこんな感じ。

日本が8割、その他はエジプト、コロンビア、中国、韓国などの海外です。

最後に流動比率は0.95倍。
こちらはギリギリ1倍を割っているので少し心配です。

日本冶金工業の今後をまとめると

PER低めで配当そこそこ、ROEも10%を超えてきているので悪くはないとおもいます。
また、売上は1,000億円ある大企業で歴史もあります。

わるくはない銘柄だと思います。

ただ、「これは隠れたお宝銘柄だ!」と思うほどの銘柄ではありませんでした。
個人的にもすぐに投資をしようとは思いません。

次、見ていきましょう。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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