九州フィナンシャルグループ(肥後銀行と鹿児島銀行)の今後の株価を分析してみた
- 2018/7/11
- 日本株分析
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は九州フィナンシャルグループ【7180】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
九州フィナンシャルグループとはどんな会社?
九州フィナンシャルグループは、肥後銀行と鹿児島銀行の合併によって設立された持株会社です。
同社は、預金取引および金銭貸付、内外為替業務などの一般銀行業務を行っています。また、証券業、クレジットカード、リース業、信用保証業などの金融サービスも提供しています。
代表取締役社長は上村基宏氏です。
そんな九州フィナンシャルグループ、現在の社員数は4,817人です。
現在の株価は?
現在の株価は538円前後です。
取引単位は100株なので、5万円前後で九州フィナンシャルグループの株を所有することが可能です。
いいですね。
売買単位を100株に統一する動きにより、日本株は断然買いやすくなっています。
いい流れですね。
九州フィナンシャルグループのPER(株価収益率)は、現在12.61倍です。
こちらは15倍を割っているので、低PERです。比較的割安のラインですね。
配当利回りは、2.23%です。
そこそこの配当はあるのですが、他の銀行株(たとえば三井住友は4%前後)は高配当なのでそれと比べると少し物足りなさを感じます。
九州フィナンシャルグループの株主優待はありません。
九州フィナンシャルグループの長期チャート
2015年10月に設立なのでまだまだデータが少ないです。
上場直後が最も株価が高い、少しイタいパターンですね。
直近1年間の短期チャート
2018年1月以降、株価は大きく下がっています。
九州フィナンシャルグループの売上高は?
こちらもデータが少ないのでなんとも微妙ですね。
わるくはなさそうです。
九州フィナンシャルグループのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらは、FY2017以降大きく数字を落としてしまっています。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらは右肩上がりです。いい感じです。
そして、直近のROE(株主資本利益率)は3.15%です。
FY2017は2.43%でした。
いずれも合格ラインの10%には届いていません。
低ROEですね。
銀行にありがちといえど、長期投資の対象としてはよくないです。
売上高比率はこんな感じです。
メインは銀行業です。15%ほどをリース業が占めています。
九州フィナンシャルグループの今後をまとめると
うーん、微妙です。
低PERではありますが、そこまで配当が高くなく、データも揃ってないので長期投資の判断ができかねる状況です。
今、無理をして投資をする銘柄ではありません。
次、見ていきましょう。