アメリカ株長期投資、コーチ(Coach)の10年後の株価を予測してみた

今日は、コーチの株価分析をしていきます。

コーチ(Coach)といえば、日本でも有名なバックの高級ブランド。

近年では、メンズファッションも手がけ、NYコレクションを行ったりしています。

コーチのEPSの推移は?

まずは、EPS(1株あたりの利益)を見ていきます。

EPSとはEarnings per shareの略で、「1株あたりの利益」という意味です。

EPSは「発行済株式数」を「税引利益」で割ると求めることができます。

では、EPSの2002年から14年分をまとめてどうぞ。

コーチの株価分析

見ると毎年しっかり上昇しています。
ただ直近の2015年に大きく下げています。

直近5年間のEPSは

では、直近5年のEPSの推移をグラフで見てみましょう。

コーチ過去5年

みるとやはり2014年から少しずつ下降傾向。

実は、それに伴いコーチは株価も下げています。

ここで、もし一時的な下げなら買い、今後も売上縮小が続くようなら買ってはダメです。
この見極めが株価分析においての肝だと言えます。

ウォーレン・バフェットは優良企業が値を大きく下げたときに大量に購入します。

ウォーレン・バフェット的にいうなら今コーチは買いのチャンス。

もちろんコーチが今後売上を回復し、成長しつづければという前提の下ですが。
個人的に今回のコーチのEPS低迷は一時的なもので将来的にまだまだ成長すると判断しています。
理由は2つ。

1 ドバイ・中国など新市場でのマーケット開拓はまだまだであり、そこでの購買意欲は高いので成長余地がある。
2 コーチの1941年創業という歴史をもつ無形のブランド力はファッションにおいてはとくに優位性がある。そのブランドはアメリカ国内で競合とされるマイケル・コースやケイト・スペードの比ではない。

ということで今後成長するという予測にもとづき、成長率を分析してみましょう。

コーチの成長率を分析してみる

直近2015年のEPSを排除した5年間の成長率で見てみます。

計算式はまいどおなじみの以下です。

EPSの計算式

こちらの2010年→2009年に、2015年→2014年に調整して答えを求めます。

結果は1.105・・・。年間10%のペースで成長を遂げることになります。

ここから10年後のEPSがこちら

ファッションブランドの未来

10年後のEPSは5.97となります。

10年後の予想株価は?

過去10年のPERのレンジは11.06倍から33.89倍が目安です。これに上記EPS5.97をかけると予想株価を算出できます。

とすると予想株価は66ドルから202ドルの間。
現在株価が36ドル近辺なので、1.83から5.62倍に上昇する計算です。

仮に上限の5.62倍だとすると年利18.8%。
コーチはこれに加え、配当を年間2.2%(2015年)行っているので、合計の年利は21%にもなります!

うまくいけば夢が膨らみますね!

年利21%だと月5万円づつ投資しつづければ10年後1600万円を超えます。
(ちなみに20年後には1億円超えます。)

コーチの今後の課題は今後世界を舞台にどれだけモノを売ることができるかだと思います。

個人的にはコーチ、シンプルで革も上質で大好きです。

「コーチのバックを買うのではなく、コーチという会社の株を買う」

それってなんだかおしゃれだと思いませんか。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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