気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はさくらインターネット【3778】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
さくらインターネットとはどんな会社?
さくらインターネットとは、企業向けにインターネットサービスを提供している会社です。
同社は、データセンターでネットワーク機器・サーバを設置するスペースを提供しています。
また、インターネット接続サービスやホスティングサービスなども行っています。
現在の株価は?
そんなさくらインターネットの株価は現在765円(2018年4月)。
取引単位は100株なので、76000円前後でさくらインターネットの株を所有することが可能です。
10万円以下なので比較的気軽に買えますね。
さくらインターネットのPER(株価収益率)は、現在88.75倍です。
高いですね。超割高株です。こういった銘柄はなかなか手を出しづらいです。
配当利回りは、0.33%です。
配当はほとんどありません。
さくらインターネットの長期チャート
途中、異次元に急上昇しております。
これは、2015年12月にITベンチャーのテックビューロ(大阪市)と組み、仮想通貨の決済に使う技術「ブロックチェーン」を自社のクラウドサービスで動かす実証実験を始めると発表したことをうけたもの。
いわゆる「フィンテック」関連銘柄として目をつけられたカタチです。
直近の短期チャート
今年に入ってガクッと下げてしまっています。
さくらインターネットの売上高は?
わるくはありません。
右肩上がりです。
さくらインターネットのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらは横ばいですね。
長期投資の理想とするEPSは右肩上がりなのでこれではダメです。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらはいい感じですね。
特に直近大きく伸ばしています。
ROE(株主資本利益率)の推移
直近のROEは9.12%です。
ほぼ合格ラインの10%ですね。
過去の数字も、10%を超える年度もあり、優秀です。
ROEが高いということは良い経営ができている証拠です。
最後に流動比率は1.09倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
さくらインターネットの今後をまとめると
うーん、数字はわるくありません。
ただ、いかんせんPERが高すぎます。
また配当もほとんどありません。
無理して投資をする銘柄でもないでしょう。
次、行きましょう。