
気になるアメリカ株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は、エクソン・モービルXOMの今後の株価を分析していきましょう。
エクソン・モービル(XOM)とは?
エクソン・モービルは石油化学メーカーです。
世界規模で石油とガスの探査・生産に従事するほか、発電、石炭を含む鉱山事業などを手がけます。
ガソリンや潤滑油、化学品の製造販売も手がけています。
スーパーメジャーと呼ばれる世界6大石油会社の一つで、全米での売上高は2位というとてつもなく巨大で影響力のある企業です。
現在の株価とPER
そんなエクソン・モービル、現在の株価は80.85ドルです。
そして、PER(株価収益率)は28.04倍です。
30倍近いんですね。少し割高です。
配当利回りは3.81%です。
これはそこそこ高配当です。いい感じです。
アメリカをいや、世界を代表するオイルメジャーを保有し、配当金を受け取り続けるというのもまたかっこいい気がします。
過去の長期チャートを見てみましょう
結構しっかり上昇しています。
史上最高値は2013年の101ドル。
そこから現在は原油安の影響もあり少し下り坂です。
逆に言えば今がチャンスなのかもしれません。
直近3年のチャートはこちら
こちらはレンジですね。方向感がありません。
エクソン・モービルの売上高は?
では、過去のエクソン・モービルの売上高を見ていきましょう。
2011年をピークに徐々に右肩下がりです。
よくありませんね。
次にEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらも、右肩下がりです。
よくないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはそこそこ右肩上がりです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROE(株主資本利益率)は、4.64%です。低いですね。
FY2015から合格ラインの10%を割ってしまっています。心配ですね。
流動比率は0.87で1倍を切っているのでこちらも心配です。
ちなみに売上高比率は以下です。
エクソン・モービルの今後をまとめると
原油安がやはり厳しい状況。
ただ、逆張り派にはだからこそ燃える(萌える?)状況なのかもしれません。
今後XOMは設備投資を切り詰めて乗り切るとのこと。自社株買いも停止するそうです。
ただ、世界を代表する巨大企業なのでそうカンタンに潰れることはありません。
配当利回りも高いです。
原油見通しは先行き不安ですが、僕は今後もXOM大きく下げた局面で積極的に買い増ししていく予定です。