米国の超有名百貨店、メイシーズの今後の株価を分析

※2017年5月18日最新更新

気になるアメリカ株を紹介するこのコーナー。

いつも日本株分析をしていたのでアメリカ株の分析をするのは久しぶりです。

今回はメイシーズ(メーシーズとも)。ティッカーコードはMです。

メイシーズとは?

メイシーズ(Macy’s)は米国の百貨店です。
カタログ販売およびeコマース子会社を通しての事業も展開します。
男性・女性・子供用衣料、アクセサリー、化粧品、室内装飾品、その他消費者製品など広範囲にわたる製品を販売しています。
全米45州およびグアムとプエルトリコに合計789店舗を展開しています。

ちなみに日本には店舗はありませんが、日本からもWEBサイトを通じて商品を購入することができます。

PERが10倍切っているメーシーズ

そんなメーシーズ、現在の株価は23.12ドルです。

PERは8.1倍。
10倍を切っています。これはかなり割安です。

そして配当利回りは6.53%。
高配当が多いと言われる米国株の中でも突出した高配当銘柄といえます。

株価大きく下落していることが原因ですが、かなりいいですね。

メイシーズの過去の長期チャートを見てみましょう

メーシーズの長期チャート

大きな山をつくりながらも最高値を更新し続けています。
2015年に最高値67ドルをつけました。

しかしその後は決算の内容が悪く、大きく下落しています。

メーシーズの直近2年間のチャート

メーシーズ直近のチャート

ドカンと下げてレンジ、そして直近さらにドカンと下げています。年始には40ドルを超えていたのですが現在は20ドル台と半分近くに下落しています。

メイシーズの売上高は?

メイシーズの売上高を見ていきましょう。

メーシーズの売上高

こう見ると少しずつFY2015までは右肩上がりでしたがそこから大きく落ち込んでいます。

次にEPS(1株当たりの利益)の推移です

メーシーズのEPS

こちらも、FY2015年をピークに下げてきています。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう

メーシーズのBPS

こちらはFY2014までは右肩上がり。その後は少しブレが生じています。

ROE(株主資本利益率)の推移

メーシーズのROE

こちらは直近FY2017に大きく落ち込んでいるものの、それでもROE(株主資本利益率)の合格ライン10%はしっかり超えています。

メイシーズの拠点数の推移は?

メーシーズの店舗数

800近くあったメイシーズの拠点も直近FY2017には666に減っています。この減少が売上高の下落をもたらしています。

今後この拠点を減らしたことにより経営が回復すればいいのですが。

最後に流動比率は1.72倍です。こちらは1倍を超えているので問題ありません。

メイシーズの今後をまとめると

直近の財務だけみるとやはりちょっと厳しいです。

しかしそれを受けて株価も大きく下げています。

PERは10倍を割り、配当は6%を超えています。

これは、メイシーズの実力を考えるといくらなんでも安すぎだと考えています。

「みんなが見向きもしない銘柄を買う」という投資をセオリーにしている僕にとってはかなりおいしい銘柄です。

実際、僕は現在100万円分買って保有しています(2017年5月18日現在)。

大きく売られているとはいえ、売上高2兆円超えの老舗デパートです。

アマゾンが市場を席巻しており、リアルの販売は厳しいと言われますが、個人的にはネットショッピングにはない買い物の魅力はあり、それが完全になくなることはないと考えています。

消費大国アメリカの底力と今後のメイシーズの改革により再びV字回復を期待しています。

今後も下がれば買い増して行きたいと考えている銘柄です。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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