優良銘柄!オービック【4684】の今後の株価を分析してみた
- 2019/7/8
- 日本株分析

気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はオービック【4684】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
オービックとはどんな会社?
オービックとは、独立系のシステムインテグレーター。
※システムインテグレーター(SI)とは?
コンピュータやソフトウェア、ネットワークなどを組み合わせて利便性の高いシステムを作ること。
顧客のシステムインテグレーションを一括で受託する専門事業者をシステムインテグレーターと呼び、SIを行う人(-er)という意味でSIer(エスアイヤー)と略します。
設立は1968年。
基幹系統合業務ソフト「OBIC7シリーズ」で有名です。
ハード販売からシステムの導入コンサル、構築、保守・運用を一貫提供し、ネットワーク構築も行います。
顧客は中堅・中小企業中心だが金融機関、大企業向けも拡大しています。
「奉行シリーズ」のオービックビジネスコンサルタントが持分会社。
開発は社員による内製化が原則です。
売上高成長より利益率を重視(四季報)
オービックといえばこのCMがこびりついているはず。
そんなオービック、現在の社員数は2,034人です。
現在の株価は?
現在の株価は12,410円前後です。
取引単位は100株なので、124万円前後でオービックの株を所有することが可能です。
一つの銘柄で100万円オーバーは高いですね!
これではなかなか手が出ません。
オービックのPER(株価収益率)は、現在34.5倍です。
30倍を超えているので割高ですね。比較的高PERです。
ただ、本当に良い銘柄で欲しければ、このくらいのPERなら許容できます。
配当利回りは、1.21%です。
日本株の中では普通ですね。
オービックの株主優待はありません。
オービックの長期チャート
2013年までは動きがなかったのですが、そこからは一気に右肩上がりの上昇トレンドを形成しています。
すごいですね!
ただ、ここまで上昇すると高PERも相まって反落が怖いですね。
直近1年間の短期チャート
2018年年末に下落したものの、2019年1月から反発し、上昇基調にあります。
オービックの売上高は?
いいですね!右肩上がりです。
オービックのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらもしっかりとした右肩上がりです。
長期投資の理想とする形ですね。
素晴らしい!
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
いいですね!キレイな右肩上がりです。
最高です。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは14.75%です。
合格ラインの10%もしっかり超えており、日本株でもトップクラスの高ROEです。
素晴らしいです。
最後に流動比率は6.9倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
オービックの今後をまとめると
「優良企業」ということがひと目でわかる数字でした。
間違いなく「いい会社」です。
数字からオーラのようなものさえ感じます。
株価の上昇も頷けます。ほしいです。
ただ、人気ゆえにPERが高めで過熱気味なのが気になります。
PER20倍を切るようなことがあれば(2017年には20倍の頃があります)、個人的にも真剣に検討したい銘柄です。
ウォーレン・バフェットも言うように、投資に見逃し三振はありません。
あせらずジッとチャンスを待つのもアリだと思います。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。