大陽日酸【4091】の今後の株価を分析してみた
- 2019/7/23
- 日本株分析

気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は大陽日酸【4091】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
大陽日酸とはどんな会社?
大陽日酸(たいようにっさん)は、窒素、酸素など製造業が生産工程で使用する産業ガスの国内首位の会社です。
また、世界でも第5位です。
1995年に東洋酸素と大陽酸素が合併、さらに2004年に日本酸素と再編して現体制になりました。
そして2014年に三菱ケミカルHDの傘下になりました。
小分充填した各種ガスを顧客工場に届けるほか、顧客工場内に専用設備を建設して給する「オンサイト」契約案件も多いです。
米国、アジア・オセアニアで現地同業を相次ぎ買収し、今や海外の産業ガス事業も太い柱となっています。
ステンレス製魔法びん「サーモス」事業も子会社で展開しています。
そんな大陽日酸、現在の社員数は19,229人です。
現在の株価は?
現在の株価は2,169円前後です。
取引単位は100株なので、21万円前後で大陽日酸の株を所有することが可能です。
うーん、高いですねー。
単元株が100株となり、最近5万円以下で購入できる日本株も増えてきたので決してお手頃とは言えません。
大陽日酸のPER(株価収益率)は、現在17.68倍です。
20倍を割っているので適正ラインですね。どちらかといえば少し割高くらいです。
配当利回りは、1.48%です。
日本株の中では普通です。
大陽日酸の株主優待はありません。
大陽日酸の長期チャート
長期で見れば堅調ですね。
とくに直近の上昇がすごいです。
直近1年間の短期チャート
こちらも上昇トレンドです。
2019年5月に入って大台2,000円を超えてさらに盛り上がっています。
大陽日酸の売上高は?
キレイな右肩上がりではありませんが、堅調です。
わるくはありません。
大陽日酸のEPS(1株当たりの利益)の推移です。
FY2019に落ち込んでいますが、それまではしっかりと右肩上がりです。
こちらもわるくはありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
堅調ですね。
しっかりとBPSを伸ばしています。
いい感じです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは10.16%です。
合格ラインの10%に到達しています。
良好なROEです。良いですね。
大陽日酸の今後をまとめると
PERも適正、配当も低くはなく、各数字の伸びも良好でした。
優良企業です。
個人的にも少し気になっています。
ただ、チャートを見ているとしっかり上昇しているのでどこかで反落したポイントを狙いたい銘柄です。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。