うまくいけば億万長者!中国版LINE、テンセントの今後の株価を分析
- 2016/2/21
- 資産運用
- 今井バフェットの1億円への道
今回は、中国株投資で気になる銘柄を紹介します。
テンセント(騰訊)という銘柄です。
テンセントとはどんな会社?
テンセント・ホールディングス(Tencent Holdings Limited)は投資持株会社です。
中国、米国、欧州などのユーザーにインターネットおよびモバイル付加価値サービス(VAS)、オンライン広告サービス、電子商取引サービスを提供しています。
人気オンラインゲーム「League of Legends」を運営する米ライアットゲームズ社、及びUnreal Engineで知られる米Epic Games社の親会社でもあり、また、韓国最大のモバイルチャットアプリ「カカオトーク」を提供する韓国カカオ社、および韓国第3位のゲーム企業であるCJゲームス(CJグループ)の大株主でもあります。
1998年に創業。
2004年に香港証券取引所に上場し、2008年に香港ハンセン株価指数の構成銘柄になっています。
さらにWeChat(ウィーチャット、微信)という無料インスタントメッセンジャーアプリを提供していることで有名です。
無料インスタントメッセンジャーアプリといえば、日本ではLINE(ライン)が圧倒的人気を誇りますが中国は違います。
中国の人気はWeChat(ウィーチャット)です。
2013年4月末の時点で登録ユーザー数は4億人に達しており、同年10月には6億人を越えたとの推定も報道されている(テンセントは登録ユーザー数を公表していない)。 ーWikipediaより引用
まさしく中国版LINEですね。ちなみにアメリカではWhat’s app(ワッツアップ)というメッセンジャーアプリが人気です。
今後、この3アプリで世界を舞台にシェア争いを広げることになりそうです。
WeChatが気になる方はこちら。
そんなテンセントの株価は?
現在テンセントの株価は144HKD(香港ドル)近辺。
ちなみに1香港ドル=14円前後です。
ちなみに100株単位で売買できるので投資をするには20万円以上必要です。
そして、PERは41倍前後です。
PER41倍!かなり割高ですね。
さすが人気のIT企業だけあります。
配当利回りは0.25%。
あってないようなレベルですね。
配当利回り(インカムゲイン)には期待できず、完全に今後のキャピタルゲイン狙いの銘柄です。
過去の長期のチャート
ものすごくキレイな右肩上がりです。
「成長している」というのを体現するチャート。
最安値は2004年の0.73HKD。
ここからある程度の資産で株を買っていた人は大金持ちですね。
テンセントの売上高は?
グラフを見るとキレイな右肩上がり。
年々売上を伸ばしています。
次にEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらもキレイな右肩上がり。
スゴイの一言。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
うん。素晴らしい右肩上がりです。
株主が持つ株式の価値が毎年上がり続けていることを示します。
そして、ROE(株主資本利益率)は、直近30%。
流動比率は1.39倍です。
こちらも比較的わるくはない数字。
テンセントの今後の未来をまとめると
WeChat(ウィーチャット)という中国版LINEを手掛けるテンセント。
売上高もEPSもBPSも、そして株価も右肩上がりのイケイケの会社です。
今後、ユーザーを世界に拡大し、さらに売上を伸ばすことができれば株価はさらに上昇するでしょう。
「成長著しい中国に投資をしたい」と考えた場合、今後もっと化ける可能性がある、夢がある銘柄といえます。
ネックはPERの高さ。
40倍を超えるということは実体からかけ離れていて大きく可能性も十分あるということです。
ただこういった人気企業のPERはなかなか下がらないのでそういったものだと思って買うしかないのかも。
「中国株で一儲け」と考えた場合、面白い銘柄だと思います。