今回は2016年に最も値下がりした米国株を見ていきます。
とはいってもまだ2月末なので現時点での値下がりトップ10です。
今回見ていくのはS&P500の組入銘柄
今回は優良株という観点からS&P500の銘柄にしぼりました。
対象を広げすぎると株価急落したベンチャーがそのままあっさり倒産なんてことにもなりかねませんから。
S&Pとは
S&P500(エス アンド ピー ファイブハンドレッド、Standard & Poor’s 500 Stock Index)は、アメリカ合衆国の投資情報会社であるスタンダード・アンド・プアーズ社が算出しているアメリカの代表的な株価指数。ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数である。 Wikipediaより引用
では、2016年の下落率ランキングを見ていきましょう
こちらがTOP5
第1位 チェサピーク・エナジー -51.67%
第2位 マラソン・オイル -43.29%
第3位 エンスコ -42.82%
第4位 ウィリアムズ・カンパニーズ -38.33%
第5位 デボン・エナジー -38.16%
そして6位以下はこちら
第6位 マラソン・ペトローリアム -36.52%
第7位 ユナイテッド・レンタルズ -29.71%
第8位 ウェストロック -29.24%
第9位 トランスオーシャン -29.16%
第10位 ロイヤル・カリビアン・クルーズ -29.14%
1位はなんと下落率50%超え!
第1位のチェサピークエナジーは年初から51.67%も値を下げています。
年初にこの株を買った人は価格が半分以下になっているということ。
ランキングを見るといずれも石油関連銘柄が多いですね。
原油安の影響でしょうか。
割安な値段で買うことが大事
前回にも述べましたが、アメリカ株は、優良株を厳選して買うことも大事ですが、なにより大事なのは可能な限り安値で買うことです。
この点、メアリーバフェットも著書「バフェットの銘柄選択術」で指摘しています。
再掲します。
バフェットによれば、市場のコンセンサス通りに投資を行うのは、その銘柄を高値で買うことに等しい。
市場の誰もがその銘柄に見向きもしなくなった時こそ投資を決断するチャンスである。
好材料が出たからといって即、買ってはならないのだ。一般の投資家は好材料が出ると書い、悪材料が出ると売るものだ。
しかし、好材料が出た時点で投資をすると、結局のところ、それを織り込んだ高値で買うことになる。割安な水準で買いたいのであれば、じっと悪材料と待つべきなのだ。
上記に挙げた10銘柄の中には、下げ過ぎてるけども実は回復する見込みのある銘柄が含まれているかもしれません。
うまく見つけられれば「絶好の安値」で買えるチャンスです。
気になる方はチェックしてみてください。