株主優待で牛丼15杯!吉野家の株価を分析してみた

気になる日本株を分析するコーナー。

ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回は吉野家ホールディングス【9861】。

株価を分析し、今後を予想していきます。

吉野家ホールディングスとはどんな会社

吉野家ホールディングスは、牛丼のレストランチェーン「吉野家」を日本および米国、台湾、中国、シンガポールで展開。
フランチャイズチェーン店に食材を提供しています。
また和風ファーストフード店およびカレーレストラン、回転寿司店なども経営しています。

日本国内における牛丼チェーン店舗数では2008年(平成20年)9月末以降、すき家に次いで第2位。

ちなみに関連会社は以下(Wikipediaより引用)

牛丼以外の飲食事業子会社・関連会社
株式会社京樽(完全子会社) – 「京樽」「海鮮三崎港」「すし三崎丸」などの運営。1999年(平成11年)4月に会社更生法の下で経営再建中だった同社の支援に参画し、同年11月に株式の50.14%を取得した。2011年に完全子会社(100%出資子会社)化。
株式会社グリーンズプラネット(旧株式会社ピーターパンコモコ、完全子会社) – 「一口茶屋」「ピーターパン」などの運営。2014年(平成26年)3月1日社名変更。
株式会社千吉(旧株式会社ポット・アンド・ポット) – カレーうどん店の「千吉」「名代千吉」「伍郎蔵」、カレー店の「POT&POT」の運営。2007年(平成19年)3月1日社名変更。
株式会社はなまる(51.9%出資) – はなまるうどんの運営。2004年(平成16年)6月に33.34%出資し関連会社とした後、2006年(平成18年)5月18日に追加出資して子会社化。
株式会社アークミール(79.6%出資子会社) – 「ステーキのどん」「フォルクス」「しゃぶしゃぶどん亭」の運営。2008年(平成20年)2月28日の第三者割当増資により関連会社化。

結構手広く経営していますね。

社員数は4,591人です。

PERが高すぎる!吉野家の現在の株価は?

現在の株価は1,962円前後。
取引単位は100株なので、19万円程度で購入できます。

PERは現在159.51倍!
なんと100倍を超えています!超高PERです。割高すぎますね。

配当利回りは1.01%。
こちらは普通のレベルです。

吉野家は株主優待狙いの投資家が多い

吉野家の株主優待は株主優待狙いの日本株初心者に比較的人気のようです。

内容は、保有株数に応じて1枚で300円のサービス無料券を発行(年2回)。
100株 … 10枚(3,000円分)×2
1,000株 … 20枚(6,000円分)×2
2,000株 … 40枚(12,000円分)×2

吉野家株主優待

吉野家以外にも、はなまるうどんや京樽で使えます。

19万円前後で株式を買っておけば、牛丼15杯(並:380円)と生卵6個(60円)を毎年食べることができます。
吉野家好きにはたまりませんね。僕も吉野家は好きです。

吉野家が好きな方であれば19万円分買っておけば、毎年6,000円分の吉野家が今後ずっと食べ放題です。

ちなみに、はなまるうどんで使えばかけうどん(小130円)を46杯毎年食べることもできます。
月3.8杯。
ほぼ毎週うどんが食べられますね。

いずれも、実質利回りは3%を超え考え方によってはお得ではあります。

過去の長期のチャートを見ていきましょう

 

2008年に大きく落ち込みましたが、その後はしっかりと回復し直近では高値を更新しました。
しかしコロナショックで急落し2,000円を割っています。

直近1年間のチャートは以下です

 

上昇トレンドにのり、1月のピーク時には3,000円にタッチしました。
しかしコロナショックで急落し一時1,800円割れです。

その後反発しましたが、勢いづかず、再び2,000円割れとなっています。

吉野家の売上高は?

 

キレイな右肩上がりです。
いい感じです。

次にEPS(1株当たりの利益)の推移です

 

 

うーん、直近ズドンとマイナスとなってしまっています。
心配ですね。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう

 

こちらも長期投資の理想とする右肩上がりとはいえず、微妙です。

次にROE(株主資本利益率)の推移です

 

ROE(株主資本利益率)は、直近-12.14%です。
直近は論外としも、過去の軒並みROEは低いです。
投資する気が失せてしまいますね。

最後に、流動比率は直近1.09倍です。

こちらは1倍を超えているので問題ありません。

買い時は?吉野家の今後の株価予想をまとめると

ROEの低さはとても気になります。

個人的に吉野家の魅力は優待券だけだと感じました。
100株だけホールドして毎月吉野家1杯タダになると思えば、好きな人にはわるくないかもしれません。

気になる方は四季報などで詳細チェックしてみて下さい。

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,200万円分買いました。

今回のコロナショック、多くの銘柄が下げています。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

(追記:すでにお買い上げ頂いた方ありがとうございました。)

最大のチャンス!コロナショックで私が1,200万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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