こんにちは。今井バフェットです。
では、本日も早速分析していきましょう。
こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。
では、まずに日東富士製粉について説明していきます。
日東富士製粉は、製粉の準大手の会社です。
製粉とは、その名の通り粉を製造することです。
三菱商事下で連携を推進しています。
株主を見てみると、三菱商事が62%保有しています。
事業について、売上高にしめる比率でいうと、86%が製粉・食品、KFCなどの外食が14%です。
ちなみに比較会社は、昭和産業(2004)、日本製粉(2001)、鳥越製粉(2009)です。
いずれも歴史のある会社です。日東富士製粉が気になった方はぜひこれらの企業もチェックしてみて下さい。
さらに「ケンタッキーフライドチキン」など外食FCも展開しています。
そして、時価総額は309億円です。
時価総額ランクだと、Eランクです。
2. 株価、利回り、PERなど
では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。
・株価 6,590円
・PER(株価収益率)9.37倍
・配当利回り 3.29%
・流動比率 2.64倍
株価は6,590円です。
100株単位で売買できるので、659,000円から投資をすることが可能です。
結構投資資金が必要ですね。
次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは9.37倍です。
10倍を割っています。
比較的割安の部類に入ります。
そして、配当利回り。
こちらは3.29%です。
いいですね。結構しっかりと配当しています。
最後に流動比率。
この会社の流動比率は2.64倍です。
1倍を大きく超えているので会社の安全性についてはクリアです。
3. チャートについて
次に、チャートを分析していきましょう。
まずは長期チャートです。
長期で見ると、方向感がありません。
とくに、高値をつけたのは1989年と1991年です。
日本がバブルの時ですね。
その後は軟調で、安値圏を這いつくばってここ数年で上昇しています。
とくに2014年7月に25MAが75MAを上抜けてからはしっかりと上昇トレンドを描けています。
次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。
こちらはコロナショックで大きく下げたもののその後はしっかり反発。
直近は高値圏を推移しています。
ただ、イマイチ上に行ききらない状態です。
いわゆる「上値が重い」という状態です。
5MAと25MAが交互に絡み合っている状態からも、硬直状態が伝わってきます。
4. 売上高について
では、売上高見ていきましょう!
うーん、わるくはありません。
FY2017、2018は落ち込んだものの全体としてみれば売上高は堅調に推移していると言えます。
5. EPS(1株あたりの利益)について
次に、EPSを見ていきましょう。
EPSとは1株あたりの利益のことです。
単年度でみるというより、過去数年にわたってチェックします。
そして、過去数年でしっかり右肩上がりでEPSが上昇していれば、利益を伸ばしているということです。
それは優秀な企業と評価できます。
一方、EPEが右肩下がりとなったり、デコボコしていれば要注意です。
長期投資としてそういった会社を検討するべきではありません。
では、見ていきましょう!
いいですね!
しっかりと右肩上がりとなっています。
2019年度から少しもたついているのは気になります。
ただ、総じて良いです。
6. BPS(1株あたりの純資産)について
次は、BPSです。
BPSとは、1株あたりの純資産のことです。
純資産とは、会社の価値のこと。
つまり、BPSは1株の価値そのものを表します。
では、見ていきましょう。
いいですね!!
しっかりと堅調に推移しています。
ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は5.9%です。
つまり、年間5.9%ずつこの会社は成長し続けているということです。
派手さはないのですが、堅実に伸びているという印象です。
7. ROE(自己資本利益率)について
では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。
そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。
見ていきましょう。
うーん、ROEは合格ラインの10%を超えられていません。
あと一歩というところですね。
ROEは年々高まってきて入るので今後に期待です。
8. まとめ
・高配当銘柄
・わるくない
では、日東富士製粉をまとめましょう!
配当が3%を超えています。
高配当好きには候補に入ってくる銘柄です。
さらに、EPS、BPSの推移もわるくはありませんでした。
ROEは10%を超えていないのですが、競合の日本製粉、昭和産業、鳥越製粉も同じくです。
むしろ一番ROEが高いのがこの日東富士製粉でした。
わるくない銘柄だと思います。
個人的にも気になります。
気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。