コロナワクチンで急騰!不二精機(6400)の株価分析してみた

こんにちは。今井バフェットです。
では、本日も早速分析していきましょう。

こういった流れで説明していきます。
最後までしっかりご覧いただけると幸いです。

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1. 会社の説明
2. 株価、利回り、PERなど
3. チャート
  -長期チャート
 -短期チャート
4. 売上高
5. EPS(1株あたりの利益) →とくに大事
6. BPS(1株あたりの純資産)→とくに大事
7. ROE(自己資本利益率)  →とくに大事
8. まとめ
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では、まずに不二精機について説明していきます。

1.不二精機について

(1) 精密金型
(2) 射出成形(しゃしゅつせいけい)
(3) 時価総額は122億円

1 不二精機とは?

不二精機の主な事業は2つです。

まず、精密金型。
こちらは、医療機器、自動車部品、プラスチック容器などに使われます。

そして、精密金型を用いた射出成形(しゃしゅつせいけい)技術により
プラスチック製品の製造事業をおこなっています。
バイクや自動車などに広く使われています。

売上高比率は、
射出成形(しゃしゅつせいけい)用精密金型・成形システム 44%
精密成形品他 56%です。

海外展開も行っており、売上の63%を占めます。

ちなみに比較会社は、金型部品国内2位のパンチ工業(6165)、マッスルスーツやロボットの育成に注力している菊池製作所(3444)、時価総額7,000億円超えのミスミグループ(9962)です。
気にある方はぜひチェックしてみて下さい。

そして、時価総額は122億円です。

時価総額ランクだと、Fランクです。

一般的に時価総額が低ければ低いほど、株価が大きく上下する可能性もあり、リスクは高くなりますがリターンも高くなる傾向があります。
時価総額5,000億円の株が10倍になるのは難しいですが、500億円レベルの株価が10倍になるのはそんなに珍しいことではありません。

2. 株価、利回り、PERなど

では、次に、株価や配当利回りを見ていきましょう。

・株価 1,353円
・PER(株価収益率)175.71倍
・配当利回り 0.36%
・流動比率 0.98倍

株価は1,353円です。
100株単位で売買できるので、135,300円から投資をすることが可能です。
まあ、普通ですね。

次に、PER。株価収益率ですね。
こちらは175.71倍です。
100倍超えています。
かなりの割高といえます。それだけ人気が集中しているということです。

そして、配当利回り。
こちらは0.36%です。
こちらはほとんどありません。

最後に流動比率。
この会社の流動比率は0.98倍です。
1倍ギリギリですね。少し心配です。

3. チャートについて

次に、チャートを分析していきましょう。
あまり深入りせずザックリと説明していきます。

まずは長期チャートです。

上場は2001年の8月です。
ジャスダックに上場しています。

とにかく直近の伸びが凄まじいですね。

昇龍拳のようです。

 

次に、短期チャートを見ていきましょう。
過去1年間のチャートです。

こちらもすごいですね!
11月24日から火がつきはじめ、一気に上昇しています。

盛り上がる前の11月5日には安値299円だったのが、12月8日には1,353円となっています。
わずか1ヶ月近くで株価4.5倍です。

理由は、新型コロナウイルス。
新型コロナウイルスのワクチン開発に絡み、同社には注射器などをはじめワクチン特需が見込まれるとの思惑で買われています。

「そんなに?」ってほど買われていますね。

4. 売上高について

では、売上高見ていきましょう!

ちなみに、不二精機の決算月は12月となっています。

うーん、まあまあですね。
そんなに右肩上がりで伸びているというわけではありません。
とはいえ売上高はまだ60億円を超えたレベルです。
市場規模を考えても、まだまだ伸びる余地はあります。

5. EPS(1株あたりの利益)について

次に、EPSを見ていきましょう。

いいですね。
2015年度まではマイナスだったもののそこからは右肩上がりでキレイに伸びています。
過去の実績から今後の成長も期待できそうな潜在能力はあります。

6. BPS(1株あたりの純資産)について

次は、BPSです。
では、見ていきましょう。

うーん、まあまあですね。
2016年度まではゆるやかに下落しているもののそこからはしっかり伸びています。
ここは判断がわかれるところでしょうね。

ちなみに、この期間の年平均成長率(CAGR)は、6.8%です。

つまり、年間6.8%ずつこの会社は成長し続けているということです。

7. ROE(自己資本利益率)について

では、ROEについて。
ROEとは、自己資本利益率のことです。
「会社の自己資本をつかってどれだけの利益を出すことができるか?」という数字です。
ROEは、先程のEPSとBPSでも求めることができます。
ROE = EPS / BPS です。
一般的に10%を超えていれば合格ラインとします。
つまり10億円の元手(純資産)で1億円を稼ぎだせればROE10%なので合格です。

そして、10%を毎年しっかり超えているような企業が我々長期投資家が検討するに値する優良企業です。

見ていきましょう。

いいですね!
EPSの伸びにしたがって2017年度からは合格ラインの10%を超えてきています。

8. まとめ

・日本のものづくりを支える良い会社
・ただ、仕手っぽい動きが、、、

では、不二精機をまとめましょう!

各数字の伸びは、ものすごく良いというわけではありませんがわるくはなかったです。
また、金型について確かな技術力をもち評判が高い良い会社です。
それだけに今回の新型コロナウイルスのワクチン注射器の製造で一気に売上を伸ばすことも十分考えられます。

ただ、さすがに急騰しすぎですよね。
短期間で利益を得ようとする仕手っぽい動きも気になります。
ここまで上がるとその後の反落に警戒する必要があります。ジャンピングキャッチになって大損こく可能性もあります。

良い銘柄だとは思うのでうが、個人的には今は見送りです。

気になった方はぜひIRなどもチェックして検討を行って下さい。

 

 

【ちょこっと宣伝】追記 今井バフェット、株を1,400万円分買いました。

今回のコロナショックで多くの銘柄が下げました。

2017年11月から投資ブログをピタッと止めていた私。
それは他ならぬ「株価が高水準だった」からです。

そして今回の下落。
優良銘柄が適切な評価をされておらず、「お宝がザクザク」しています。
紛れもなく10年に一度のチャンスです。

そんな中、私も投資を再び再開しました。
貯金1,400万円のうち、ある一つの日本株に1,200万円以上を投資しました。
※2020年6月に入ってからも追加でどんどん買い増しています。


多くのお宝銘柄の中で、さらに埋もれている「これはものすごい!」と感じた銘柄があったからです。

これまで何百と日本株を分析した私が、身銭を切って投資しました。

バフェットはこう言いました。
「賢い人たちは、チャンスが訪れたときに大きく賭けます。オッズが有利なときは大きく賭けるのです。
しかし、そうでないときは賭けません。ただそれだけです。」

今回のコロナショックで資産の80%以上を投じた銘柄とは?
今井バフェットが何に勝負をかけたのか?

理由とともに売買履歴や今後の売買戦略なども詳細に述べています(適宜更新予定です)

もし気になる方はコチラを見て下さい。
ちなみに有料ですが、途中まではタダで読めます。

最大のチャンス!コロナショックで私が1,200万円全力投資した銘柄

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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