気になるアメリカ株を分析・予測するコーナー。
10年、20年と長期投資派の観点で企業を様々な角度から分析していきます。
そして、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はボーイング(BA)の株価を分析。そして今後を予想していきます。
ボーイングとはどんな会社?
ボーイング(The Boeing Company)は航空機メーカー。子会社とともに商業用ジェット旅客機を開発・製造し、関連サポートサービスとともに世界の民間航空会社に提供しています。
軍用の飛行機、ヘリコプター、衛生、ミサイルなどを含む情報・宇宙・軍事関連システムの研究、開発、製造、修理、サポートも手がけています。
そんなボーイング(BA)、現在の社員数は147,000人です。
下記はWikipedia
ボーイング(The Boeing Company)は、アメリカ合衆国に所在する世界最大の航空宇宙機器開発製造会社。1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したため、現在アメリカで唯一の大型旅客機メーカーであり、ヨーロッパのエアバスと世界市場を二分する巨大企業である。また民間機だけでなく、軍用機、ミサイル、宇宙船や宇宙機器などの研究開発・設計製造を行う。機体の設計に関して、有限要素法の設計手法の導入に先んじていて、その技術は車輌構体設計など他分野にも技術供与されており、世界の航空宇宙機器業界をリードしている。
そんなボーイングの株価は?
現在の株価は236ドル前後です(2017年9月)。
取引単位は1株なので、26,000円前後でボーイング(BA)の株を所有することが可能です。
やはり、アメリカ株は安いですね。
世界的な企業であるボーイングも3万円以下で買えてしまいます。
そして、ボーイング(BA)のPER(株価収益率)は、現在20.54倍です。
20倍前後なので適正ラインです。
配当利回りは?
配当利回りは、2.42%です。
高配当とは言えませんが、そこそこはあるという感じです。
ボーイングの長期のチャート
直近の上げ方がスゴイですね。
直近に上場来最高値を更新しています。
直近3年のチャートはこちら
こちらも2016年からの上昇がすごいです。
イケイケですね。
ボーイングの売上高は?
緩やかな右肩上がりです。
いい感じです。
次にEPS(1株当たりの利益)の推移です。
いいですね。
しっかりと右肩上がりです。
長期投資をする上で理想的な形をしています。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらは結構ムラがありますね。
FY2013年をピークに下落しています。
これは少し気にかかります。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近136.88%です。
136%!!??
これROEの数値なのかというくらいの高ROEです。
自社株買いを積極的に行っているため株式資本が減り、結果このような高ROEとなっています。
(ROE=当期純利益÷株式資本×100(%)なので、分母である株式資本がものすごく減っているということ)
流動比率は1.35倍。
こちらも合格ラインです。
セグメント別の売上高は下記です。
ボーイングの今後をまとめると
全体を通してみると、決して悪く無い数字です。
むしろいまは好調です。
ただ、航空業界はウォーレン・バフェットも苦戦したいわくつきの業界。
なにが潜んでいるかわかりません。
投資をするならくれぐれも慎重に。