気になるアメリカ株を分析・予測するコーナー。
10年、20年と長期投資派の観点で企業を様々な角度から分析していきます。
そして、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はシスコシステムズ(CSCO)の株価を分析。そして今後を予想していきます。
シスコシステムズとはどんな会社?
シスコ・システムズ(Cisco Systems)は、データネットワーク製品メーカー。
通信、IT業向けのインターネット・プロトコル(IP)を基盤としたネットワークやその他製品を設計・製造・販売しています。
これら製品とその運営に関連するサービスも手掛けます。
建物内、構内、グローバルな地域間におけるデータ、音声、映像の送信に関する製品を提供しています。
以下はWikipediaより引用
ネットワーク機器業界のガリバーであり、インターネット関連事業で最も成功している会社のひとつ。創業初期は企業向けルーティング装置のみの取扱いであったが、近年はルータ、スイッチを初め、セキュリティ、ワイヤレスLAN、光伝送路装置、ビデオ会議端末や音声システム、X86サーバ等の様々な装置を販売、その殆どの製品分野で全世界の約50%以上のシェアを占めている。特に中核製品のルータ(約60%)、スイッチ(約70%)は圧倒的な市場支配力を持っており、ルータ、スイッチ、セキュリティ、ワイヤレスLAN、Web会議アプリケーション、テレプレゼンス(ビデオ会議端末)、音声システム(IP電話)は世界のトップブランドとなっている。
現在の株価は?
現在の株価は31.51ドル前後です。
PERは14.87倍。
15倍以下なので結構割安です。
そして、配当利回りは3.68%。
こちらはなかなかの高配当です。
長期のチャートを見てみる。
特徴的なチャートをしています。
直近はいい感じに上昇しています。
ただ、上場来最高値は2000年の82ドルです。
ITバブルで大きく打ち上げて散っていった企業の代表ですね。
直近3年間のチャートはこちら
2016年に入り、大きく下落しましたが2月に入り持ち直しています。
なかなか変化の激しい動きですね。
シスコ・システムズの売上高は?
こちらはゆるやかに上昇傾向にあります。
次にEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちら、いい感じです。右肩上がりですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらも右肩上がりといえます。
合格。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
直近のROEは17.42%です。
毎年合格ラインの10%をしっかり超えています。いいですね。優良企業です。
流動比率は3.16倍です。
流動比率、かなり高めですね。
ちなみに、売上高比率は以下です。
各国のバランスもしっかりとれています。
シスコ・システムズの今後をまとめると
わるくはありませんでした。
配当利回りもそこそこ高配当です。
ROEも高いし、個人的にも少し気になる銘柄です。