世界を牛耳る石油メジャー、シェブロンの株価を分析してみた

気になるアメリカ株を分析・予測するコーナー。

10年、20年と長期投資派の観点で企業を様々な角度から分析していきます。
そして、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。

今回はシェブロン(CVX)の株価を分析。そして今後を予想していきます。

シェブロンとはどんな会社?

シェブロン(Chevron Corporation)は、世界的総合エネルギー会社です。
石油・天然ガスの生産、輸送のほか、燃料の生成、販売、供給や、化学事業、鉱山経営、発電、エネルギーサービスも手がけています。

以下はWikipediaより引用

現在世界の石油関連企業の中でも特に巨大な規模を持つ国際石油資本、いわゆるスーパーメジャーと総称される6社の内の一社である。

スーパーメジャー
1 エクソンモービル(2014年度・売上高3941億ドル)
2 ロイヤル・ダッチ・シェル(2014年度・売上高4211億ドル)
3 BP(2014年度・売上高3587億ドル)
4 シェブロン(2014年度・売上高2004億ドル)
5 トタル(2014年度・売上高2361億ドル)
6 コノコフィリップス(2014年度・売上高555億ドル)

そんなシェブロンの株価は?

現在111.80ドル前後です(2017年9月)。
PERは36.24倍。
30倍を超えているので結構高めですね。

配当利回りは3.86%。
結構な高配当です。いいですね。

上場来の長期のチャート

シェブロン長期チャート1809

見るとしっかり右肩上がりです。
さすがスーパーメジャーの一角です。

直近3年間のチャートは以下

シェブロン短期チャート1809

2015年8月には大きく下げましたが、その後はしっかりという展開です。

シェブロンの売上高は?

シェブロン売上高1809

直近、落ち込んでいます。
右肩下がりです。

次にEPS(1株当たりの利益)の推移です。

シェブロンEPS1809

こちらもダダ下がりです。

BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。

シェブロンBPS1809

BPSは、EPSほどの右肩下がりではありません。

ROE(株主資本利益率)の推移はこちら

シェブロンROE1809

最後に、ROE(株主資本利益率)は直近-0.33%です。

とうとうマイナスになってしまいました。これでは話になりません。

流動比率は0.93倍。
こちらも1倍を割ってしまっています。

ちなみに国別の売上高比率は以下です

シェブロン国別売上高比率1809

アメリカ国内より、世界の売上のほうが高いんですね。

事業別比率は以下です。

シェブロン売上高比率1809

 

シェブロンの今後をまとめると

売上高、EPSともに数字はかなり芳しくないです。
PERも高めですし。

救いは高配当ということだけ。
とはいっても世界を牛耳るスーパーメジャーの一角です。ちょっとやそっとでは潰れない大企業だとは思います。

株価がもっと大きく下げるようなことがあれば(直近安値の80ドル割れ目安)、検討しても良い銘柄だとは思います。

今井バフェット

今井バフェット株式長期投資家

投稿者プロフィール

株式に長期投資をしている36歳。

節約をして限界まで可処分所得を減らし、種銭をつくり、株を買い増している。
年間300万円の貯金で年利8%の運用が目標。

投資スタイルはバイ・アンド・ホールド。一度買ったらずーっと売らないつもり。
目標資産、まずは1,000万円!(→2020年達成)
次は、3,000万円!(→2021年達成)

46歳で資産1億円をめざす。

近視眼的な投資では理性を失い、結果としてお金と時間を失う
(ウォーレン・バフェット)

(詳細な資産推移はこちら)

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