気になるアメリカ株を分析・予測するコーナー。
10年、20年と長期投資派の観点で企業を様々な角度から分析していきます。
そして、ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はゴールドマン・サックス(GS)の株価を分析。そして今後を予想していきます。
ゴールドマン・サックスとはどんな会社?
ゴールドマン・サックス・グループ(The Goldman Sachs Group,Inc.)は銀行持株会社。
専門投資銀行および証券業務のほか、トレーディング、投資先企業の価値向上を図るプリンシパル・インベストメント、資産管理、証券サービスを世界で提供しています。
いい意味でも悪い意味でも資本主義の権化のような存在です。
現在の株価とPERは?
現在223ドル前後です。
あの世界最強といわれる投資銀行ゴールドマン・サックスでさえも、223ドルだせば買えてしまいます。
平均年収何千万という社員たちに働いてもらい自分はその利益を享受できるのです。
こう考えると、アメリカ株投資ってすごいですね。
そんなゴールドマンのPERは11.39倍。
15倍を切っているのでかなり割安といえます。
配当利回りは1.34%。
こちらはそんなに高配当ではない普通といったところ。
過去の長期のチャート
うーん、なんともいえません。
過去最高値は2007年の247.92ドル。
その後リーマン・ショックにより株価は大きく下げました。
直近3年のチャートは以下
2015年6月が大きな底でした。そこからしっかり上げています。
ゴールドマン・サックスの売上高は?
うーん、微妙です。
右肩上がりではないです。
次にEPS(1株当たりの利益)の推移です。
こちらも微妙。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらはしっかり右肩上がりです。
これだけ合格。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
最後に、ROE(株主資本利益率)は直近9.37%。
合格ラインにかなり近いです。惜しいですね。
ちなみに売上高比率はこんな感じです。
バランスがとれていますね。
ゴールドマン・サックスの今後をまとめると
PERがかなり低いので買い時なのかもしれませんが、EPSの数字が伸び悩んでおり、長期投資としてはあまりおすすめできません。
ROEもそこまで高いわけではありませんし。
有名な投資銀行なので、「買ってみようかな」という人もいるかもしれませんが、くれぐれも慎重に。
僕は今のところ買わない予定です。