『昭和にタイムスリップ』可能な場所が埼玉にあると聞き、潜入した結果…

30代にもなると、昔を懐かしみたくなるもの。

てっとり早いところだと、Youtubeで90年代のJ-POPを漁ることだろうか。

私が初めて買ったCDはミスチルの『イノセントワールド』だった。
最近聴き直して良さに気づいたのは、Coccoの『強く儚い者たち』と、海援隊の『スタートライン』
発売はもっと前だけど、90年代のハンディカメラのCMの曲に使われていた、シャーリーンの『愛はかげろうのように』

この歳になってから聴くと歌詞が沁みる沁みる。

懐かしむために、自分のブログで昔の思い出を書くことも多い。

先日、スケート場でデートをした(するつもりだった)話を書いたときに思い出したのは、自販機のハンバーガー。

そのスケート場に置いてあり、鮮明ではないが、200円くらいでそれなりにおいしいハンバーガーが箱に入って出てきたような記憶がある。

画像を見たくなりググってみると、その自販機が現役で活躍している店がいくつかあるとの情報が!

それがこちら。

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埼玉県行田市にある、「鉄剣タロー」

ハンバーガー以外の自販機もあり、けっこう楽しめそう。
ウチからはここが最も近いようだ。

近いといっても高速を使って1時間30分以上は掛かったが、友達とノリで来てみた。

到着

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この、「オートレストラン」というワードの古臭さがいい。

外から店内の覗くと、7~8人の客が食事やゲームをしていて、なかなか繁盛していた。
そのため写真は撮れなかった(ひとつひとつは撮った)が、さまざまな自販機がズラリと並んでいる姿は壮観だ。

まるで80年代にタイムスリップした感覚。
年齢と共に本当に戻りたい、もちろん脳はそのままで。

店に入った右手に、雰囲気とマッチしない景色があった。

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なにこれ。

ちなみに「P」のところにトイレ(もちろん和式)の扉がある。

本当になにこれ。
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何かの撮影に使われたらしい。
それにしても、なんかなぁ。

そんなこんなで腹も減ってきた。

 

 

よし、まずはこれからだ!

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哀愁漂う、トーストサンドの自販機。
本来は2種類あるらしいのだが、片方は手書きの紙で塞がれていたので、ハムトースト(220円)を購入。

1分ほどでアツアツのそれが下から出てきた。
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アルミホイルに包まれたそれは、手作り感いっぱい。

8枚切りの食パン2枚の間に薄っぺらいハムとバターとマスタード。

もともとの規格のものは生産されていないので、ここの店員さんの手作りなのだけど、なかなかどうしてウマい。

マスタードの塩梅が絶妙だ。

友達と半分ずつ食べたが、もう1つ買ってまた半分ずつ食べた。

 

そして目的のハンバーガー!

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看板写真にはおにぎりや焼きそばもあるが、売っているのはハンバーガーのみ。

本来は3種類あるらしいのだが、トーストサンドと同じく売っているのは1種類だけ。

 

チーズバーガー(220円)を購入。

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これだよこれ! 懐かしい!

まだ昔の規格のまま製造されているらしく、箱のデザインもそのままだ。
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中身はハンバーグ(マルシン的な)と少量のチーズ。

サイズはチェーン店なんかのそれより小さめ。

 

味はなんというか、うん……。
やはり、思い出は誇張されるものなんだな。

そして気になっていたこんなのも!

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うどんとそばの自販機。

この日はうどんしかなかったので、天ぷらうどん(300円)を購入。
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45秒ほどで取り出し口からヌルっと出てくるところは必見で、動画を撮らなかったことが悔やまれる。

数種類の天ぷらは、「あとのせサクサク」ならぬ、「さきのせクタクタ」

手書きの注意書きにあるようによく混ぜて食べたが、少し味が濃い。
でも、これがいい、これこそ自販機の味といった感じでそこがいい。

300円という価格を考えると、充分な仕上がりである。

 

他にもいくつか自販機があった。

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これら以外にもまだあるので、車の中で90年代の曲でも掛けながら、ぜひ行ってみてほしい。

ちなみに、1度の食事でトースト、ハンバーガー、うどんを食べることを、常連の間では、「フルコース」と言うらしい。

あなたもフルコースいかがですか?

 

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ただし、ルールは守ろうね。

西山 一(はじめ)

西山 一(はじめ)サラリーマン小説家

投稿者プロフィール

シェアブログに乗り込んできた新進気鋭の小説家。
独特のタッチと切り口でファンを魅了している。

実際に本人に起こった日常の出来事を小説タッチで表現する。
そのシュールさにハマる人が続出中。

2016年、不動産投資デビュー。
今後は、多摩と埼玉の物件を買い進める予定。

30代。生まれも育ちも多摩。多摩を知り尽くした男。
立川を都会だと信じて疑わない。

ブログ「今日もまた終わる。」運営中。

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