『昭和にタイムスリップ』可能な場所が埼玉にあると聞き、潜入した結果…
- 2016/3/23
- ライフスタイル
30代にもなると、昔を懐かしみたくなるもの。
てっとり早いところだと、Youtubeで90年代のJ-POPを漁ることだろうか。
私が初めて買ったCDはミスチルの『イノセントワールド』だった。
最近聴き直して良さに気づいたのは、Coccoの『強く儚い者たち』と、海援隊の『スタートライン』
発売はもっと前だけど、90年代のハンディカメラのCMの曲に使われていた、シャーリーンの『愛はかげろうのように』
この歳になってから聴くと歌詞が沁みる沁みる。
懐かしむために、自分のブログで昔の思い出を書くことも多い。
先日、スケート場でデートをした(するつもりだった)話を書いたときに思い出したのは、自販機のハンバーガー。
そのスケート場に置いてあり、鮮明ではないが、200円くらいでそれなりにおいしいハンバーガーが箱に入って出てきたような記憶がある。
画像を見たくなりググってみると、その自販機が現役で活躍している店がいくつかあるとの情報が!
それがこちら。
ハンバーガー以外の自販機もあり、けっこう楽しめそう。
ウチからはここが最も近いようだ。
近いといっても高速を使って1時間30分以上は掛かったが、友達とノリで来てみた。
到着
外から店内の覗くと、7~8人の客が食事やゲームをしていて、なかなか繁盛していた。
そのため写真は撮れなかった(ひとつひとつは撮った)が、さまざまな自販機がズラリと並んでいる姿は壮観だ。
まるで80年代にタイムスリップした感覚。
年齢と共に本当に戻りたい、もちろん脳はそのままで。
店に入った右手に、雰囲気とマッチしない景色があった。
ちなみに「P」のところにトイレ(もちろん和式)の扉がある。
本当になにこれ。
何かの撮影に使われたらしい。
それにしても、なんかなぁ。
そんなこんなで腹も減ってきた。
よし、まずはこれからだ!
哀愁漂う、トーストサンドの自販機。
本来は2種類あるらしいのだが、片方は手書きの紙で塞がれていたので、ハムトースト(220円)を購入。
1分ほどでアツアツのそれが下から出てきた。
アルミホイルに包まれたそれは、手作り感いっぱい。
8枚切りの食パン2枚の間に薄っぺらいハムとバターとマスタード。
もともとの規格のものは生産されていないので、ここの店員さんの手作りなのだけど、なかなかどうしてウマい。
マスタードの塩梅が絶妙だ。
友達と半分ずつ食べたが、もう1つ買ってまた半分ずつ食べた。
そして目的のハンバーガー!
看板写真にはおにぎりや焼きそばもあるが、売っているのはハンバーガーのみ。
本来は3種類あるらしいのだが、トーストサンドと同じく売っているのは1種類だけ。
チーズバーガー(220円)を購入。
まだ昔の規格のまま製造されているらしく、箱のデザインもそのままだ。
中身はハンバーグ(マルシン的な)と少量のチーズ。
サイズはチェーン店なんかのそれより小さめ。
味はなんというか、うん……。
やはり、思い出は誇張されるものなんだな。
そして気になっていたこんなのも!
この日はうどんしかなかったので、天ぷらうどん(300円)を購入。
45秒ほどで取り出し口からヌルっと出てくるところは必見で、動画を撮らなかったことが悔やまれる。
数種類の天ぷらは、「あとのせサクサク」ならぬ、「さきのせクタクタ」
手書きの注意書きにあるようによく混ぜて食べたが、少し味が濃い。
でも、これがいい、これこそ自販機の味といった感じでそこがいい。
300円という価格を考えると、充分な仕上がりである。
他にもいくつか自販機があった。
これら以外にもまだあるので、車の中で90年代の曲でも掛けながら、ぜひ行ってみてほしい。
ちなみに、1度の食事でトースト、ハンバーガー、うどんを食べることを、常連の間では、「フルコース」と言うらしい。
あなたもフルコースいかがですか?
ただし、ルールは守ろうね。