気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はワタミ【7522】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
ワタミとはどんな企業?
ワタミは、東京と神奈川を中心に居酒屋「和民」およびファミリーレストラン「和み亭」を経営。
また、米国レストランチェーン「TGIフライデーズ」の経営も行っています。
以下はWikipediaより引用
ワタミの屋号は、主力業態である『居食屋 和民』(いしょくやわたみ)からきており、創業者の渡邉美樹(わたなべみき)に由来する。また、和の民、和やかな民という意味も込められている。
ワタミの現在の株価は?
現在の株価は1,426円前後です。
取引単位が100株なので14万円前後で購入することができます。
これなら比較的手を出しやすい価格帯ですね。
そして、ワタミの株主優待はこちらです。
10万円程度で100株保有していれば6000円分のワタミ割引券が年2回(12000円分)受け取れます。
かなり手厚いですね。
ワタミ、意外と好きなのでこれだけでも惹かれます。
PERは現在赤字なので算出できません。
(PER=株価÷一株当たりの利益(EPS)なので)
配当利回りは0.35%です。
過去の長期のチャート
ピークは上場後すぐの2000年。
最高値5217.4円を付けました。
その後、株価急落し、1000円〜2000円の間を推移しています。
直近1年のチャート
今年2月に急落しています。決算発表によるものです。
ただ、その後はしっかり反発しています。
ワタミに力強さを感じます。
ワタミの売上高は?
FY2014からは右肩下がりです。
次にワタミのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
よくないですね。
直近もマイナスになってしまっています。
ブラック企業批判や居酒屋事業や宅食サービスの不振が響いているようです。
ワタミのBPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらもよくはありません。
ROE(株主資本利益率)の推移
直近のROEは−10.21%です。
合格ラインの10%はおろか、これでは話になりません。
最後にワタミの売上高比率です。
そしてワタミ、売上高の約60%が外食事業、高齢者向け宅配が36%となっています。
ちなみに、ワタミは介護事業を2015年12月に損保ジャパン日本興亜ホールディングスに売却しました。
最後に、流動比率は直近1.25倍です。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
ワタミの今後をまとめると
介護事業を切り離し、再出発したワタミ。
ブラック企業批判などで世間の風当たりは強いですが、だからこそ投資時期としてはチャンスかもしれません。
なにより株主優待は魅力的ですね。
10万円分だけ保有して、優待を受け取り続けるというのもありです。
たとえば家族が4人いる人はそれぞれ100株(10万円前後)ずつ保有(合計40万円)すれば、毎年48,000円分の飲食費が浮きます。
ワタミって料理が意外とオイシイです。僕は好きです。
友達とそれぞれ10万円ずつ保有すれば、一人1回4,000円としても年3回飲み会をタダで開けます。
それで株価も上昇すれば一石二鳥ですね。
個人的にも100株だけ欲しいです。買おうかな。