あなたの時間が「お金」を稼ぐということの本当の意味
- 2017/6/8
- 資産運用
みんなが平等にもっているものとはなんでしょう?
学歴?お金?
違います。
それは時間です。
サラリーマンの場合、この時間を差し出し、労働力を提供することと引き換えに会社から給料をもらっています。
30歳なら、定年の65歳まではあと35年。企業に時間を売れるのはあと35年間です。
そして寿命。85歳まで生きるとすればあと使える時間は55年です。
投資は時間を使って稼ぐもの
あなたが労働で時間を売っているのと同様に、投資においても『時間を使って稼ぐ』という概念があります。
この有効な時間を労働と投資の両方使って稼げばいいのです。
株価がまったく変わらなくても、年間4%の配当がある株価を20年保有し、再投資を続ければ資産は2.2倍になります。
具体的に、100万円を投資したら株価(キャピタル)がまったく変わらなくても219万円になるということ。
それだけ、時間を味方につけた複利の効果は絶大です。
さらに、株式マーケットは、短期的にみれば不規則な動きをしますが、長期的にみれば会社の実体をしっかりと反映させます。
労働は体が拘束されるが、投資はされません。
投資はお金だけが拘束されます。
つまりあなたは、体とお金(資本)で稼ぐことができます。
そして大切なのは支出のコントロール
与えられたお金のコントロールを徹底する必要があります。
なぜならそのお金は「お金を生み出す」からです。
「お金を生み出す」元となるお金はなるべくたくさんあるほうがいいです。
そうすればより多くのお金を生み出し、その生み出したお金をさらに投資することができます。
当たり前の話ですが、1万円札を1,000枚集めることができたら1,000万円になります。
1万円札は誰でももっているが、それを1,000枚集めている人はなかなかいません。
10,000枚となるともっといません。
世の中はどんどんお金を使わせるシステムだからです。
1,000万円貯めると、40万円の不労所得が手に入る
そんな中、1000枚を集めて、高配当のアメリカ株に投資をすると、年間40枚くらいの配当がもらえます。
1500枚集めれば、60枚です。
お金ってそうやって働かせれば働かせるほどお金をたくさん運んでくれます。
10,000枚ためることができたら、毎年400枚、つまり400万円のお金を働かずに手に入れることができます。
これをまったく手につけないで再投資すると、来年は416万円に増えます。
「投資は悪」ではない
「汗水たらして得ないお金なんて..」と批判する人もいますが、資本主義という枠組みの中で株式会社の株式を購入することは至極まっとうな経済活動です。
労働者が汗水たらして働く環境や設備投資を行うために投資家は資本を提供しています。
そして、その汗水たらした労働の成果という果実の甘い部分を投資家は頂くことができます。
投資を否定することは「株式会社」そのものを否定し、ひいては世界経済全体を否定することになります。
それでも投資を悪と言えるでしょうか?
そして、お金がお金を生みます。
使わないかぎり、このお金は増え続けます。
労働は55歳で終わりますが、このお金がお金を生み出す仕組みは死ぬまで続きます。
どこかでお金が使い切れないほど大きくなります。
そうすると、来年にはより大きなお金が配当で入ってきて、さらにその来年にはもっと使い切れないお金が入ってきます。
借金地獄の逆バージョン、富の好循環が巡ってきます。
富のサイクルの必要条件は「時間」
この再現性の高い、富のサイクルを発生させるには複利の効果を最大限に活かす『時間』が必要です。
そのために早い段階でなるべくたくさんの投資の種銭を作る必要があります。
ということで、ぜひ早い時期から投資に興味を持って下さい。見栄でいいマンション住んだり、高級車買ったりする時間はあなたにはないはずです。
長期投資に適した日本株やアメリカ株をこのブログでは紹介しています。
ぜひご覧ください。
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