人生はこれから!スタンフォード流、30代からでも成長できる3つの秘訣
- 2016/5/5
- ビジネス
30代でもまだまだ成長できます。
成長には目標を立ててそれを達成することが不可欠ですが、何か目標を立てても、すぐに誘惑に駆られてしまうという方も多いのではないでしょうか。
実は、誘惑に駆られないためには、いくつかテクニックがあるようです。
そこで今日は、この本から、誘惑に負けないためにするべき3つのことをご紹介したいと思います。
今日ご紹介するこの本は、心理学者であるケリー・マクゴニガル氏がスタンフォード大学で行なっている「意志力の科学」という授業を基にしたものです。
この授業では、心理学、経済学、神経科学、医学の各分野から、自己コントロールに関する見解を取り上げ、「我々がなぜ様々な誘惑に負けてしまうのか、どうしたら誘惑に勝つことができるのか」を解き明かします。
スタンフォード大学では、この授業を通して、多くの学生が自己コントロールを伸ばす方法を学び、毎回講座が全て終わった時には、「人生を変える授業だった」との声が数多く寄せられるそうです。
私自身も、本書を読んで、いくつか誘惑にかられそうな時の対処法を身に付けることができました。
以下に、本書の中から、私が実践してみて良いと思った方法をいくつかご紹介します。
「運動」をする
心理学者のミーガン・オートンと生物学者のケン・チェンが行なった実験によると、定期的にエクササイズを行なった被験者は、意志力にこれまでになかった強さが生まれ、生活のあらゆる面において自制心を発揮できるようになったといいます。
しかも、エクササイズは、家の周りを5分間歩くといった軽いものでも効果があるそうです。
成功者にマラソンやトライアスロンを趣味としている人が多いというのは有名な話ですが、これも運動によって意志力が高まるということが関係しているのかもしれませんね。
「疲労感」を気にしない
ノーベル賞を受賞した心理学者アーチボルド・ヒルが1924年に発表した理論によると、疲労は身体的なものによって起きるのではなく、脳の中にあるモニターが、極度の疲労を防ごうとして起こしているそうです。
つまり、もう疲れてダメだと思った時でも、実際には余裕があるということです。
例えば、仕事で疲れたと思っても、疲労感を気にしないでもうひと頑張りしてみると、意外と頑張れるのかもしれません。
10分待つ
人間は目先の報酬に弱い生き物です。
みなさんも目先の欲望にかられて、長期的な目標に反する行動をとってしまうことがよくあるのではないでしょうか。
そうしないためにはどうすればよいのか。
本書によると、10分待つことが有効だそうです。
例えば、ダイエット中のクッキー。
目の前にクッキーが置かれた場合、私たちの脳は冷静な判断を失いがちです。
しかし、10分待たなければ食べられない状態にしておく。
すると、私たちの脳は、冷静に長期的な目標と比較して、判断することができるのです。
いかがでしたでしょうか?
本書に書いてあることを少し実践してみると、自己をコントロールする上で非常に有効であることがすぐにわかります。
今回ご紹介したもの以外にも多くの方法が提案されていますので、是非自分に合ったものを見つけて、実践してみて下さい。