知らなかった!日本人はこんなにケチだったのか
- 2015/10/22
- 資産運用

日本人って投資に対してダークなイメージってあるんですね。
僕の周りは投資をする人ばっかりだったから今はもうそんなことないと思いましたが、先日知人と話していたら、「そういったイメージがあるから始められない」と言っていて、問題は根深いなと思いました。
そんなこんなで最近読んだ本のレビューします。
投資家が「お金」よりも大切にしていること。
藤野英人
藤野さんは、ファンドマネージャー界では有名人。
成長する日本株に投資するファンドを運営しています。
今日はこの本を読んで気になったことをまとめました。
日本人は世界一ケチな民族!?
アメリカでは、年間成人1人あたり約130,000円を寄付しています。
日本では1人あたり、いくらになると思いますか?
なんと、2500円だそうです。
「アメリカは、ビルゲイツみたいな大金持ちがいるから平均額を引き上げているんだよ」と思います(僕も思いました)。
しかし、年収25000ドル以下(300万円)の人も年収の4.2パーセントを寄付しているのだそう。
一方の日本は、あの東日本大震災の時でさえ、1人あたりの寄付額は6551円に増えただけ。
アメリカ人平均にまったく及んでいません。
これ、ぼくも意外でした。
では日本人は何に使っているのか?
それは、現金預金です。
実に資産の55.5パーセントをためこんでいるわけです。
(ちなみに、次に多いのは保険年金の27.9パーセント。)
つまり、日本人は、人にお金を使っていない。
タンス預金でためこんで、そのまま死んでいくということです。
自分でお金をためこんでいるということは、人にお金を出したくないということ。
それは人を信じていないことでもある。
と著者の藤野さんは、いいます。
なぜそうなるのか?
それは、無知が多くの理由によるものと思います。
投資なんてしたらもうお金は戻ってこないんじゃないか、と思っている人がとても多いです。
みじかに投資で資産を形成する実例がないことと、メディアなどでしばしば「株で破産!」などのネガティヴな情報ばかりがクローズアップされ、「投資=悪」という図式が日本人の根底にあるような気がします。
株はShare(シェア)
株は英語でshareシェアです。
シェアとは分け与えること、経済活動によって得られた利益を分け与えてもらうことです。
給料(サラリー)を上げることはみんな必死に考えるけど、投資で利益を得るのは、なにかバクチのようなものだとしてしっかり考えないいひとが多いです。
「ぼくは今この会社にしか勤められないけど、日本にはいろんな会社があっていろんな活動をしてる人がいる。」
その人たちの活動によって生じて得た利益をシェアしてもらいたい。
そう思うならぜひ投資をすべきです。
「日本経済はもうだめだから。。かといって海外で就職というと、英語が話せないす、外資なんてとてもいけない。」
でしたら外国に投資するのもありです。
今はそれができる環境が整っています。
投資は自由でワクワクすること
世界のいろいろなところにお金を落とすことができます。
今はインターネットでアメリカのあっぷるでも中国でもインドでも、どこにでも投資をすることができます。
未来は誰にもわからないけど、それを自分なりに考えること。未来をイメージすること。
そして、それに掛けること。
なんか、ワクワクしませんか?
あなたが誰かに預けた10万円が、100倍、1000倍になってかえってくることあります。
「なにをはじめればいいのかわからない」
そんな方は、まずノーロードのインデックスファンドから始めるのがいいかと思います。
ノーロードとは手数料無料のことで、インデックスとは、例えば日経平均株価に投資金額が連動するという意味です。
つまり日経平均があがればファンドも上がります。
日経平均はニュースでもよく取り上げられているので目につきやすい、値動きを追いやすいです。
慣れてきたらベンジャミングレアムの記事を読んで、個別株にも目を向けましょう。
グレアムを読めば投資は決して”丁半博打”ではないということがわかるはずです。あのウォーレン・バフェットが尊敬するのがグレアムです。
では、未来に向けて投資しましょう。