【隠れた名書!?】つんく♂が過去に出していた本が驚くほどの名作だった!!!

喉頭癌のため、声を失った元シャ乱Qのつんく♂さんの著書がとても良い本だったのでご紹介したいと思います。

歌手として、その声を失うことがどんなに辛いことかということは、容易に想像できることではありませんが、つんく♂さん自身は、ブログ「つんブロ♂芸能コース」でも書かれているように、その現実をしっかりと受け止め、前向きに人生の再スタートを切ろうとしています。

そんなつんく♂さんの強さの秘密が、この本を読めば分かるはずです。

才能が無かったから1番になれた

シャ乱Qとして、モーニング娘。などのプロデューサーとして、多くの1番をとってきたつんく♂さんですが、本書の冒頭でこう言っています。

「僕は運よく、何度も“一番になる”ことができました。 でもそれは、僕に才能があったからではありません、 正確に言えば、僕自身、才能がなかったからこそ、“一番になる”ことができたのです。 (中略) 凡人だったからこそ、“一番になる人”と自分との違いを分析し、売れるための方法を研究することに力を注ぐことができました。」

凡人にしか見えないもの

つんく♂さんは売れない下積み時代に、徹底的に売れているミュージシャンと売れないミュージシャンの違いを分析したそうです。

そこで気付いたことは、「自分は凡人だ」ということ。

自分は凡人だからこそ、天才に少しでも近づけるように努力をする必要があると。

天才が2,3回やればできてしまうことを100回も200回も練習する。
それでも凡人は天才には追いつきません。
しかし、100回も200回も練習した凡人にしか見えないものが必ずあると言います。

20131028071305

「シングルベッド」は様々なヒット曲を基に生まれた

このように、つんく♂さんが自分が「凡人」であることを受け入れ、様々なミュージシャンを分析し、天才に少しでも追いつこうと努力してできた作品がシャ乱Q初のヒット曲「シングルベッド」です。

145045108

この曲は、当時売れていた曲を分析して、それらの曲に共通している要素を取り入れることでできた曲だといいます。

改めて「シングルベッド」を聴いてみました。
本当にいい曲ですよね。
本書を読んでから聴くとなおさらそう思います。

その他にも、本書には多くのいい言葉がありました。

少し長いですがご紹介します。

きっとみなさんの心にも響く言葉があると思います。

是非最後まで読んでみて下さい。

つんく♂さんの言葉

「ほんとうに当たり前のことですが、人の意見に耳を傾けることは、じつに大事なことです。どんな人も、よかれと思って意見してくれるわけだから、まずは耳を傾けないと、失礼というべきでしょう。」

「やらなかったら進展はないけれど、失敗しても一度やったことは必ず得るものがあります。」

「いわゆる成果の見えない、地道で地味な仕事というのは、誰からも敬遠されがちです。でも、見ている人は見ている。少なくとも神様は見ている。そう思ったほうがいいでしょう。」

「人が面倒くさがる仕事がいちばんやりがいがあって、楽しく、報酬もでかい。得られる信用も絶大である。」

「人生というものは、たくさんの人間が一本の鉄棒にぶら下がっているようなものです。 (中略) 自分が苦しいときは、上司も部下もライバルも苦しいのです。そう思って、腹を据え、あと十秒、あと十秒と我慢してみるのです。苦しいときに“苦しい”と不平不満をいうのは簡単です。我慢にはいつも以上のパワーと精神力が必要です。けれど、苦しい時期こそチャンスなのだ、これを乗り切れば大きなチャンスをつかめると知っていれば、それほどつらくはありません。むしろ元気が出てくるものです。最後の一人になるまで、鉄棒にぶらさがる。そういう人が“一番になれる”のだと思います。」

「準備をしていないと、ここぞというときにチャンスカードが回ってこないのです。神様は準備のできている人にだけ、チャンスを一瞬だけ与えてくれるのです。」

「人生は一度しかありません。その一度しかない人生を本気で生きろ。本気で生きていれば、大きな困難に直面しても、その試練を乗り越えていけるはずです。大きなチャンスに出くわしたときには、その勝負に勝てるはずです。本気で生きれば生きるほど、人生は楽しくなります。苦しいことさえ、苦しくなくなるのです。本気の人生。いい言葉だと思いませんか。」

いかがでしたでしょうか。 本書を読むとつんく♂さんの強さの秘訣が「考え方」にあるということがよくわかると思います。

私たちも、是非これらの考え方を取り入れて、少しでも前向きに人生を歩んでいきたいものですね。




スクリーンショット 2018-05-05 21.47.24







アーカイブ




ページ上部へ戻る