デキる男は聴いている!仕事の疲れを癒すためのクラシック入門
- 2016/7/21
- ライフスタイル

クラシックは、堅苦しいとかつまらないといったイメージを持っている方も多いと思いますが、そんなことはありません。
実は、クラシック音楽はできるビジネスマンから非常に人気なのです。
そこで今日は、そんなクラシックの魅力をあますところなく伝えていきます。
クラシックは長い?
確かに長い。
しかし、作曲家は、10年も20年も費やして、たかだか90分程度の1曲を作り上げます。
例えば、ブラームスは、交響曲(第1番)を作り上げるのに21年(!)の歳月をかけました。
ピアノはクラシックではない?
では、そもそもクラシックとはなんなのでしょうか?
クラシックとは、直訳すると古典的(classical)音楽になるが、一般には西洋の芸術音楽を指す。
でも、いわゆるクラシックマニアは、これをオーケストラを軸とします。
ピアノやオペラなどもありますが、メインストリームはオーケストラ(交響曲)です。
オーケストラ以外まったく聞かない人もたくさんいます。
ドラゴンボールでいうと、オーケストラが孫悟空。
ピアノやオペラがヤムチャ・プーアルのようなものです。
ヤムチャ・プーアルが好きな人もいるがあくまで本丸は孫悟空。
そして、オーケストラはいろんな作曲家がいろんな時代にいます。
そりゃあそうですよね。 日本の90年代という小さな範囲・短い期間だけでもJpopだけで数えきれないくらいの曲があるんですから。
クラシック界のスーパースターはやはり、ベートーヴェン
でも、そんなオーケストラの作曲家の中でも絶対的スターがいます。
それが、ベートーヴェンです。
バッハが音楽を作り、そしてベートーヴェンが人類の音楽の最高峰に到達。 そして、その後ベートーヴェンを越えようといろいろな音楽家が誕生。 20世紀になると、それらをいかに上手に演奏できるかにフォーカスが移り、優秀な演奏家がたくさん輩出された。
クラシックの歴史をひもとくとこれで説明が可能です。
つまりクラシックとはオーケストラであり オーケストラとはベートーヴェンである、 ベートーベンとはつまり第9。
よってつまるところ、クラシックとは第9なのです! (冗談でもなんでもなく、本当にそう唱えて第9しか聴かないクラシック通はたくさんいます。)
今すぐ第9を聴くんだ!
なので、聞くべきはベートーヴェンの交響曲。
先ほども申し上げたように、ピアノではダメです(ちなみに私は18年間ピアノをやっていましたがそれでもピアノではだめです)。
そして、ベートーヴェンは交響曲を9つ作りました。
中でも最高傑作が9番目の最後に作られた交響曲。
それが第9です。
第9は人類最高の芸術作品
この曲、第1楽章から第4楽章まであります。
とにかくものすごいスケール感。
初演のスコアが2003年にサザビーズで競売にかけられた際には、「人類最高の芸術作品」と紹介されています。 間違いなく、人類が到達した最高の音楽だといえます。
この曲、74分ほどなのですが、CDの記録時間が約74分であることは、この曲が1枚のCDに収まるようにとの配慮の下で決められたとする説もあるくらい。
さらに、過去にはいくつかの国歌としても機能していました。 今でも、EU(欧州連合)のテーマソングとして正式に採用されています。
マニアが認めたベートーヴェンの演奏家はフルヴェン
さらにマニア(クラシック通)は、それを演奏するオーケストラにもこだわります。
「このオーケストラはここがだめだ。」「いや、ここがいい」 そんななかでも、史上最高の第9を演奏したのとの評価を受けた人物がいます。
それが、フルトヴェングラー(愛称:フルヴェン)です。
著名な音楽評論家は、彼の演奏を「濃厚な官能性と、高い精神性と、その両方が一つに溶け合った魅力でもって、聴き手を強烈な陶酔にまきこんだ」と言います。
マニアは「いつ」の演奏がベストか?にもこだわる
そして、さらにマニアはそれでは終わりません。
そのフルトヴェングラー、果たして「いつ」演奏したのがベストなのか? そんな話を延々と続けます。
どんな世界もマニアの世界は深いものです。 だからクラシックが一般の人がなかなか入りにくいといわれるゆえんでもあると思うのですが。
歴史上地球最強の1曲がここに
そんななか、クラシックマニアが認める演奏は、1951年バイロイト音楽祭。
つまりここで演奏されたものが、歴史上、地球で最高の1曲なのです。
もはや、これしか聴かないクラシック通もいます。
実はこの演奏、CD化されています。
ベートーベンの10番ともいえる最高傑作がブラームスの1番
そして、ベートーヴェン亡き後、ベートーヴェンを越えようといくつもの作曲家が挑戦を重ねました。 そんななかでも、特に高く評価された曲があります。
それが、「ブラームスの交響曲の第1番」。
あまりの秀逸ぶりに、ベートーヴェンの交響曲「第10番」とも言われています。
あの、ドラマ「のだめカンタービレ」で、玉木宏さん演じる千秋さまが指揮をしていたことで知名度も上がっています。 まずは、この2曲を聴いてみることを僭越ながらおすすめします。
ちなみに、CDを買わなくても、Youtubeでも聴けます!
たまには、クラシックをBGMにお酒をゆっくり飲むなんていうのも素敵ですね。
是非みなさんもクラシックを聴いてみて下さい。
仕事のストレスも癒されるはずです。