私が外資系コンサル(BCG)時代に経験した失敗や挫折について

皆さんは失敗とか挫折とどうつきあってますか?

20代の後半を外資系コンサルで過ごした時の記憶が、以下の記事を読んでいたら蘇ってきたので今日は、失敗とか挫折とかそんなことについて書いてみたいと思います。

御立さんの記事

さて、私自身は二年弱在籍したコンサルライフはどうだったか?

BCG時代、正直、できなくて「逃げた」というのが本音です。

小さい頃に、まだ回りは田んぼでザリガニを大量に捕獲し、大量だ!! とよろこんで次の日水槽にいれていたはずが、全滅、そうか酸素がなくなったのか。。。と衝撃を受けたのは今でも覚えていますが、そういう衝撃的な体験って覚えてますよね。

大学院留学時代、研究でそれなりに成果出せたし、GEでは財務に文転してもそれなりに仕事も出来たし、でもBCGに入ってからは、一番はじめの研修以降はもう本当にぜんぜんだめ。

今でも覚えてるのは、夜中の2時くらいに仕事が終わらなくて、(しかも他の人の半分もやってないことはバカな私でも分かる)、負けず嫌いなんで悔しくて涙出てくるんですよね。まぁ、でも泣いたって仕事は終わらないわけです。

そんな時は、先輩が仕事を肩代わりしちゃうわけですが(プロの世界なので、結局だれかがやらないといけない)、その時これでも見とけとシェアされたのが、エヴァンゲリオンのシンジくんが「にげちゃだめだ、にげちゃだめだ、にげちゃだめだ…」って言ってるシーン。先輩はこれで逃げないようにしてたそうです。

そんな状態が2年続いて、ある日また夜中の2時くらいに、トイレで、「逃げちゃだめだ」っていってみるものの、エヴァンゲリオンを見たことが無い私には効果がなかったのか、まぁ、手のひらから汗がたれてくるんですよ。手のひらから汗ってみたことあります?スーツなんで、Yシャツもびしょびしょ

もうこりゃだめだとさじを投げてしまったわけです。仕事から逃げ出した。

この御立さんの記事を読むと分かりますが、大なり小なり、一流のコンサルになる人だってやっぱり初期は苦労してるんですよね、たぶん。

で、結局は、自分は逃げただけなんだなと、最近は思う時があります。(当時は、もう本当に鬱にでもなりそうで、そういう状況ではなかったのですが…)

しかし、私にとっては相当な修羅場で、もう自信を粉々にしてもらえたわけで、本当にこれは良い経験だったなと。

だって、昔、「どうしたらエンジニアなのに、そんなに英語もできるんですか?」って聞かれて、普通に「やればできるよ」って感じだったんで、まぁうっとおしいやつじゃないですか、そんなこと言うやつは。一生懸命やってる人にとってはとんでもない発言ですよね。一生懸命やって人の半分しか仕事ができないときに、「がんばればできるよ」っていってるようなもんですから。コンサル時代の私が言われたらキレますね。

人の気持ちが分からず、自分はできる人だと思ってましたが、このBCGの体験で、できないつらさ、人間それぞれでできないのもはできないということを学びました。

少し話は変わりますが、この記事の中に出てくる、戦略脳を鍛える、この本は面白いですよ!

さて、記事からの引用一つ

習う側から教える側に立つことが増えるにつれ、わかってきたのは、「自分が身につけるのに苦労したことほど、人に教えることができる。逆に、自然にできるようになったことは、教えるのが難しい」ということ。

そう、私も、英語の修得方法を生業にバリューイングリッシュというオンライン英会話学校やってますが、英語の習得、めちゃくちゃ苦労したんですよね。。。だから、教えられることがある。

最近は、自信も大分回復してきたので、もっともっとチャレンジしていきたいと思ってます。失敗は必ず自分の糧になると信じているので。

あ、よろしければぜひ私の本もよろしくお願いします

堀場 英雄

堀場 英雄サラリーマン×週末起業(著者・学長)×投資家

投稿者プロフィール

キャリア形成(転職・週末起業)、グローバル人材(英語力、外国人と働く)、最近のニュースで考えたことなどをShare Blogを通じて情報発信していけたらと考えています。

1978年生まれ。名古屋大学卒業、米国の大学院卒業(原子核工学修士)。20代はGE、BCGといった一流外資企業でプロとしての成功を一途に目指す。

しかし!心技体すべてで圧倒的なレベルを求められる超プロの世界にはついていけず、挫折…

30代になり大手メーカーに勤務しながらも、今まで習得してきた「英語力(米国大学院)×財務スキル(GE)×戦略立案力(BCG)」のかけ算で、オンライン英会話学校バリューイングリッシュを設立。同校の学長を務める。

多忙な留学・社会人生活の中でも、効率的に次々とスキルを習得する力には定評がある(理系ながらTOEIC 980点)。

著書には、
「プチスキル」をかけ合わせて「レア人材」になる 一生食える「強み」のつくり方

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