30代の世界で活躍するビジネスマンが格闘技にハマる理由とは
- 2016/8/6
- ライフスタイル
格闘技と聞くと、「痛い」「怖い」「つらい」というイメージがあるかもしれませんが、世界で活躍するビジネスマンの多くが格闘技を経験しています。
彼らはジムやフィットネスクラブで格闘技を習っており、そしてそのほとんどがハマっているのです。
格闘技といっても、何も選手としてリングにあがって勝敗を競うのではなく、単純に習得することを目的としているのです。
ではなぜ相手を倒すわけでもないのに格闘技をするのか、そしてハマるのか?
「備える」から「鍛える」
一般的に格闘技と言ったら、空手やボクシングのような「打撃系」、柔道やレスリングのような「組技系」、そしてそれを複合した「総合系」に大きく分類されます。
これらすべての格闘技は「敵からの攻撃を防御しそして攻撃する技術」であるがゆえに、まず「備える」という考えがあり、そこから「鍛える」に発展します。
この「備える」から「鍛える」という考え方が、世界のビジネスマン、特にこれからの時代を担う30代ビジネスマンの仕事の立ち位置と合致するのです。
ビジネスの根幹を担う立場であれば、あらゆる場面、想定外の展開に遭遇した際、自分自身の対処の仕方で結果が大きく変わってしまうという重責を担っています。
それに耐えうる「自己の構築」、格闘技が世界のエリートビジネスマンを虜にする理由がここにあります。
「痛い」「怖い」という感覚
様々なリスクに対して対処できるという自信こそがファイティングスピリッツとなっているということは、どんなスポーツでも共通していることではないかと思われがちですが、格闘技には他のスポーツにない点が実はあります。
それは冒頭にも書きました、「痛い」そして「怖い」という感覚です。
自分よりも身体の大きい相手と戦う、自分よりも年齢の若い相手と戦う、自分よりも実践経験が豊富な相手と戦う、自分よりも確実に強い相手と戦う・・・
格闘技を習い始めてある程度まで上達すると、組手とかスパーリングを通じて必ずそういった場面に遭遇します。
選手ではなくトレーニングですから当然それを避けることもできますが、敢えてそれに挑む己を育むことで、起こりうるであろう痛み、そしてそれを含めた恐怖心を打破する、それが格闘技はストレートにくるのです。
チームスポーツではないので誰も助けてくれませんから、信じるのは自分だけ、自分を信じてこれまでの鍛錬を一気に吐き出し、そこに来る不安や恐怖を克服するのです。
この繰り返しは百パーセント「強い自己」を構築してくれます。
そして知らず知らずに強烈な自信につながります。
己に勝つことこそがビジネスの世界で生き残っていく近道である、という事を本能的に人間は知っています。
だからこそ多くのビジネスマンを格闘技は虜にしているのです。
日本流にいえば空手道、柔道、合気道、居合道などに代表されるように格闘技はスポーツというより「道」です。
「道」とは極め追求する修行を指すことからも、格闘技は一種の神聖なる心の儀式ともいえるでしょう。
次の時代を担う世代だからこそ、30代ビジネスマンに格闘技をすすめる理由がここにあります。