株式投資は失敗すると危険なのか?今年最も下落したマザーズ日本株は?
- 2016/8/19
- 資産運用
こんにちは。
今井バフェットです。
日本の株式市場でなにが起きているのか?
それを知るにはどんな株が下落しているのかを掴むことが肝要です。
ということで、今年最も下落した株を発表したいと思います。
今回の対象はマザーズです。
マザーズとは、東京証券取引所が開設する新興企業向けの株式市場です。
上場基準が、東証などの一部や二部市場より大幅に緩いため起業して間もない企業や、成長性は見込めるものの先行投資等により赤字決算の企業も新規に上場しています。
サッカーでたとえるなら東証一部や二部が日本代表だとするとマザーズはアンダー20やジュニアユースのようなものです。
急成長する可能性も秘めているが、そのまま消えてなってしまう選手も多いというイメージです。
では、そんなマザーズ、下落した株トップ10を発表していきましょう。
まずはトップ5です
1位 FFRI【3692】 -65.22%
2位 メタップス【6172】 -64.68%
3位 アークン【3927】 -64.47%
4位 中村超硬【6166】 -55.70%
5位 AppBank【6177】 -53.96%
5位のAppBank、名前を聞いたことある人もいるのではないでしょうか。
AppBank株式会社(アップバンク)とは、iPhoneや、iPad等についての情報を掲載した総合サイト「AppBank.net」を運営する企業です。
ニュースのまとめやアプリレビュー、周辺アクセサリー紹介を複数のライターが発信しています。
また、iPhoneアプリやAndroidアプリなどの作成や、AppBankStoreという実店舗の営業も行っています。
代表取締役社長は宮下泰明氏。
共同で立ち上げた人物に有名なYoutuberであるマックスむらい氏がいることでも有名です。
このAppBank、こういったニュースが出たのが暴落の原因でしょうか。
Wikipediaより引用
元役員の横領
AppBankは経理を担当する元役員が2012年から2015年にかけて所在の判明しない取引先へ金銭1億4000万円分を不正送金していたなどのことが税務調査の中で発覚した。後に、調査報告書に不自然な点があると指摘され、暴力団関係者に送金していた疑惑が浮上したが、AppBankは関係性を否定している。
次に、6位以下の発表です。
6位 アルファポリス【9467】 -51.05%
7位 ネオジャパン【3921】 -49.75%
8位 フィット【1436】 -45.85%
9位 リボミック【4591】 -44.80%
10位 富士山マガジンサービス【3138】 -43.21%
なんとなく名前が気になるのは10位の富士山マガジンサービス。
富士山マガジンサービス(ふじさんまがじんさーびす)は、「雑誌のオンライン書店 Fujisan.co.jp」を運営している日本の雑誌販売企業です。
雑誌・定期購読に特化しています。
今年1年で43%下落しています。100万円投資していたら57万円になっていました。
やっぱり株式投資は危険でやらない方がいいのか?
こういったランキングを見ると100万円の投資が半分以下になることもあり、「やっぱり投資は危険だ」と思う方もいるかもしれません。
しかし一方、以前過去3年間の上昇のランキングを発表しましたが1位のモルフォは1076%の上昇率でした。
「株主有限責任の原則」といい、どんなに会社の業績が悪くても倒産しても、株主は出資した限度でしか責任を負いません。100万円投資していたらそれが1000万円になることはあってもマイナスになることは絶対にないのです。
「マイナスにはならない、ゼロになるだけ」
そう考えると、株主って実はかなり得です。
経営者みたいに借金なんて負う必要はまったくなくって、会社が成長すればその分の利益を享受できる。
「損するのが怖いから」といって投資をまったく始めない人がいますが、個人的に本当にもったいないことだと思います。
そのお金を社会に回せば「お金がお金を運んでくれる」のにと。投資がただ危険と言っているだけの人は、お金を社会に回すことで企業、ひいてはその企業に雇われているサラリーマン(みなさんのことです)が成長してきたという資本主義の歴史そのものも否定するのでしょうか。共産主義にでもなればいいと考えているのでしょうか。ただ、株式投資を知らないということであればこれから勉強すれば済む話です。一緒に勉強しましょう。
経済社会に生きるわれわれが有限の責任も取らないでただただお金を貯め込んでいるだけなんてもったいない。
ホリエモンでさえ「株をやらないやつはバカなの?」と言っていた
ホリエモンが以前こういっていました。
「老後になってお金がないといってるヤツは若い時に消費しかせずに投資しなかったからだ。自己責任だ」と。
かなりトゲのある言い方ですが、これはある種の真理をついていると思います。
(それに対して多くの視聴者は「投資は損するかもしれない」というおきまりの反論が多勢でしたが)。
脱線しましたが、仮にこれらの銘柄に投資していたとしても失うのはその金額だけです。
また働けばいいのです。
もちろんだからといってこれらの銘柄への投資を進めるわけではまったくありません。
他の記事におすすめしている投資すべき会社はたくさん書いているのでそちらを見て下さい。