「1億円とか大金を残して死ぬ人が理解できない」という人は金融リテラシーが欠如している
- 2016/8/20
- お金の話
- 今井バフェットの1億円への道
あなたは、1億円を残して死ぬ人をどう思いますか?
「もったいない」
「死ぬ前に贅沢三昧する」
「バカなんじゃないか」
そういった意見が聞こえてきそうです。
でも、こういった考えを持つ方はそもそも金融リテラシーが欠如しています。
実は、富裕層の人は、相続する相手もいないのに、相当な資産を残したまま亡くなるケースは多いのです。
なぜでしょうか?
貯金100万円では「お金がお金を生む」ことは実感しづらい
目立った資産のない人はストックとフローの区別が明確になっていません。
例えば、貯金が100万円レベルでは「お金がお金を生む」ということをなかなか実感しづらいです。
退職金で3,000万円くらいまとまったお金が入ってきてから、投資デビューをする人も多いですがそれでは遅すぎます。金融の最大の武器、複利の効果をほとんど使えないまま一生を終えてしまいます。
富裕層は年間500万円くらい『働かずに』手に入る
でも、一定以上の資産を持っている富裕層は多くの人と違うステージにいます。
例えば1億円を持っている人がいます。
現在アメリカ株などで年間配当金4%から5%を出す企業はザラにあるのでそういった企業に投資をしていれば毎年それなりの配当金が入ってきます。
前述の1億円なら年間400万円から500万円です。
この金額が今後一生受け取れることとなります。
(会社が潰れればもらうことができませんが、そうならないよう分散して高配当銘柄に投資すればいいのです)
毎年この金額を生み出す1億円が「ストック」です。
このストックを切り崩して、たとえば8,000万円の家なんか買ったりすると、残りのストックは2,000万円となります。
そうすると毎年80万円から100万円しか配当利益を生み出さないことになってしまいます。
ということでこの1億円はなんとしても「切り崩してはいけない」ストックなのです。
その他大勢(マス層)は年収ベースでしか物事を考えられない
これをわかっておらず、お金を生み出すのが労働所得だけという考えの多くのマス層は年収こそがすべてです。
毎年働いて400万から2000万程度の年収をうけとります。これがフローです。
そのフローは働き続けないともらえません。
たまに貯金をしても、それはあくまで「切り崩す」もの。そこからさらにフローを生み出せるということを知らないひとが多くいます。
これこそが金融リテラシーの欠如です。
一生、この労働所得に頼り続けそこからしかお金をもらわず、ためたお金は、マンションのローンや海外旅行、子供の進学費用という消費にいとも簡単に消えていきます。
お金を生み出す「ストック」を実感することのできないまま一生を終える人が多いです。
自ら「私は投資はしない」と名言し、はじめから絶対悪のように拒絶する人までいます。
仮にがんばって500万円でも「ストック」をつくれば、年間20万円の配当金を手に入れることができます。
この500万円に手をつけなければ今後20万円が死ぬまで溢れてきます。
今後50年生きれば1,000万円のお金を働かずして受け取ることができます。500万円はそのままに。
さらにこの毎年入ってくる20万円。
これに手をつけずに再投資をしていけば、資産は雪だるま式に増えていきます。
お金がお金を生み、さらに大きな配当金をもってくるという好循環です。
500万円は老後の40年後には2,500万円になっています(年間4%の利回りで計算)。
だが、マス層は「お金=消費」という思考しかない
そうさせずにマス層は500万円を500万円のまま消費する。
だから1億円を残して死んだ人を見ても「1億円=消費するもの」であり「1億円=そこからお金を生み出すもの」という発想に至らないので「もったいない」と感じる。
この思考こそが、逆にとてももったいないことだと思います。
一度、消費するだけではなく、投資のことも考えてみませんか。
お金は、それを使って減らすだけでなく増やすという行為もできます。
それが資本主義での本当のお金の使い方です。
このブログではいろんな気になる銘柄についての記事を書いています。
これらに目を通して「これは」と思う会社に、はじめは5万でも10万でもいいので投資してみてください。
「お金がお金を生む」感覚を掴むことができれば、あなたの資産は自分でも信じられないほど増えていき、将来他の人と大きな格差を生むことになります。
これが、ピケティの主張するr>gのrの部分です。
まともな投資でまともな経済活動を
世の中にはまともでない投資方法や銘柄がたくさんあります。
そんな中「まともな投資でまともに増やす」ことをこのブログでは推奨しています。
お金持ちになるのは時間がかかります。その時間を待つことができず、多くの人はまともでない投資に惹かれていきます。
まともな投資の第一人者がウォーレン・バフェット、そしてその師のベンジャミン・グレアムです。
彼らの投資を参考に、まともに資産形成をして資産を増やしていきましょう。
あなたの経済的な成功で、あなたの人生の彩りが豊かになるお手伝いができたら、これに優る喜びはないです。
なんか最後変な宗教の勧誘みたいになってしまいましたがw、危ない投資は進めません。
一緒に勉強していきましょう。