
気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は田谷【4679】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
田谷とはどんな会社?
田谷は、全国で美容室チェーン「TAYA」・「Shampoo」・「クレージュ・サロン・ボーテ」などを経営しています。
また、ヘアケア用品および化粧品の専門店「Beautiful Hair」も経営しています。
そんな田谷、社長は保科匡邦氏。
現在の社員数は1,276人です。
現在の株価は?
現在の株価は675円前後です。
取引単位は100株なので、67,000円程度で田谷の株を所有することが可能です。
10万円以下で買えるので、比較的初心者にも買いやすいですね。
株主優待はこちら(田谷の公式HPのPDF)。
100株でお店で使用できる2,160円分の優待券が年2回もらえます。
ということは、67,000円で年間4,320円分無料で美容室に行けるということ。
年間の利回り6.4%です。
なかなかいいですね。美容室によく行く人は、株主優待狙いの投資家もいそうです。
ただ、調べたところ1回のカットで4000〜5000円くらいします(田谷、高い)。
今、カットだけなら2,000円前後の美容室もたくさんあるので「田谷で切りたい!」という人向けかもしれません。
田谷のPER(株価収益率)は、現在算出できません。
配当利回りもありません。
上場来の過去の長期のチャート
1999年の上場後すぐに山を作ってから、現在は停滞しています。
低空飛行です。
最高値は2000年の3,050円、最安値は2008年の612円です。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
うーん、チャート上はガチャガチャしているように見えますが、値幅率で考えると±10%にも満たないです。
特に方向感がないチャートですね。
田谷の売上高は?
うーん、少しずつ減ってきています。
ジリ貧ってやつですね。
田谷のEPS(1株当たりの利益)の推移です
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは右肩さがりです。
全然よくないですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近-5.23%
話にならないレベルです。
最後に、流動比率は0.97倍。
1倍を割っているので少し気になります。
田谷の今後をまとめると
いずれの数字もかなり厳しいですね。
われわれ長期投資家が「ザ・手を出してはいけない銘柄」です。
ウォーレン・バフェットだったら見向きもしないでしょう。
今後の展望も見えませんので僕は買いません。
では、次行きましょう。