気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はシライ電子工業【6658】の株価を分析。そして今後を予想していきます。
シライ電子工業とはどんな会社?
シライ電子工業は、プリント配線板およびプリント配線板外観検査機を製造・販売しています。またプリント配線板の開発支援や製品サポートなども行っています。
ちなみに「プリント配線板」とは以下。
プリント配線板とは、電気回路の配線を絶縁体からなる板の表面や内部にプリントした基板のことで、部品を装着する前の状態の生板を指します。 これに対して、コンデンサやスルホールなどの各種部品を装着した状態のものをプリント回路板またはプリント基板と呼びますが、一般的には生板も含めた総称としてプリント基板と呼ばれます。
アロケードットコムより引用
そんなシライ電子工業、社長は小島甚昭氏。
現在の社員数は1,699人です。
現在の株価は?
現在の株価は418円前後です。
取引単位は100株なので、41,800円程度でシライ電子工業の株を所有することが可能です。
これなら気軽に投資ができますね。
株主優待は、実施していません。
シライ電子工業のPER(株価収益率)は、現在106.23倍です。
100倍を超えているのでかなりの高PERですね。超割高です。
配当利回りは、1.2%です。
こちら日本株にしてはそこそこの配当です。
過去の長期のチャート
最高値は2006年で1,000円です。
その後大きく下落して低空飛行を続け、ここ数年で上昇してきています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
2017年9月に一気に上昇、その後2018年からは下落トレンドです。
理由は以下です
シライ電子工業<6658>が急騰、前週末に続きストップ高に買われる場面もあり株価水準を切り上げている。
同社はプリント配線板の専業メーカーだが、主要販売先はデンソー<6902>であり、トヨタグループが電気自動車(EV)開発に新会社を設立するなど注力の構えをみせていることで、同社製品の需要拡大の思惑が投機資金攻勢の根拠となっている。
また、「ニンテンドースイッチ」が飛ぶ鳥を落とす勢いの任天堂<7974>が上位株主に入っていることから、同関連銘柄の一角としても人気素地を内包している。Kabutanより引用
シライ電子工業の売上高は?
横ばいですね。なんともいえません。
シライ電子工業のEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらは方向感ありません。
よくないですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはきれいな右肩上がりではないものの比較的堅調です。
まあまあです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近1.54%です。
低すぎです。話になりません。
売上高比率は以下です。
中国香港が約半分を占めているんですね。
最後に流動比率は0.92倍。
1倍を割っているので少し心配です。
シライ電子工業の今後をまとめると
うーん、いいところが見当たりませんでした。
個人的にも「買いたいと思えない銘柄」です。
日本株には思わず欲しくなる優良銘柄が隠れています。
そんな銘柄を探しに次、行きましょう。