これを知らなければ痛い目をみる!FX初心者は注意するべき「米国の利上げ」とは?
- 2016/9/21
- 資産運用

おはようございます。
ミスターワタナベです。
先日アメリカの利上げについて少し触れましたが、あれからもう少し調べてみました。
そもそも利上げとは?
利上げとは、中央銀行(日本は日銀、アメリカはFRB)が政策金利を引き上げることを言うそうです。
この政策金利とは、中央銀行が民間の銀行にお金を貸す時にかける利子のこと。
この政策金利が低いと、民間の銀行から市民へお金を貸し付ける時の利子も低くできるため、市民はお金を銀行から借りやすくなります。
すると、市民は積極的にお金を消費に回すため、その結果、世の中にはお金が溢れることになります。
一方、政策金利が高いと、銀行は市民へお金を貸し出すことを渋り始め、世の中にお金が出回りにくくなります。
つまりダムの洪水調整のように、政策金利で、世の中に出回るお金の量を調整することができるのです。
リーマンショック以降政策金利を下げていたアメリカ
2009年のリーマンショックで危機的な状況に陥った各国は、政策金利を下げ、世の中にお金を循環させることで、経済を活性化させようと試みました。

出処)日経ビジネスOnline
日本は元々0.1%という超低金利政策をとっていたため、現在はマイナス金利という異例の政策を取り始めています。
やりすぎると逆効果
とはいえ、お金が世の中に出回りすぎると、インフレ(物価の急上昇)が起きたり、他国に対して通貨価値が下がってしまい、逆に経済が低迷してしまいます。
そこで、アメリカは、下げていた政策金利を元に戻すことで、世の中に溢れたドルを回収しようとしているのです。
利上げが行われれば通貨価値が上がる
アメリカが政策金利を引き上げれば、アメリカ国民は消費を控え資産を貯蓄に回わし始めます。
企業も設備投資などを控えるようになります。
すると結果的に世の中に出回るドルの量が減るので、ドルの価値は相対的に上がることになります。
FXをやるのであれば、この辺りの事情は理解しておかなければ、痛い目をみるかもしれません。
まだまだ勉強するべきことは多そうです。
兎にも角にも、アメリカが利上げをするかどうか、今日の深夜27時のFOMCで明らかになります。
要チェックですね。