ある会社員の不動産投資ブログ「失敗!4ヶ月融資の審査が通らなかった話」
- 2016/10/12
- 資産運用
私が物件を買う際に最も苦労したのは、やはり融資の審査だった。
私のような平均的な所得者だと、頭金200万円の支払いさえ楽ではないのだから、数千万円の物件を買うなんて融資を受けなければ手が出ない。
今回の物件を買うまでに1年ほどの期間が掛かってしまったので、私が体験した流れを説明しようと思う。
不動産屋の社長との出会い
2014年の6月に転職をして、ちょうどその頃から空いた時間に不動産投資関連の本を読み漁った。
いよいよ動き出そうと思ったのが2015年の4月頃。
某大手不動産チェーン店の社員である父に電話をした。
「家を買いたいから、イイのがあったら連絡くれ」
「家? お前いよいよ結婚…?」
「いや、投資用の」
まぁそんなくだりはいいとして、そんな感じで待機。
半年ほど経過した2015年10月頃。
不動産投資のことなんてほとんど忘れていた頃だった。
「イイ物件あったぞ。でもウチの会社の物件じゃなくて、後輩の知り合いのところだから電話してみな」
電話番号を教えてもらい、その日のうちに掛け、翌週に食事をしながら話をする約束をした。
待ち合わせた店の入口にはサーファー系のイケメンとその部下らしき2人組が立っていた。
色の名称も分からない青系のコートを着こなしたそのイケメンが社長だった。
年齢が私より1歳下だと知り、「俺も、同年代に社長がいる年齢になったんだなぁ」と思った、というか声に出してしまった。
見た目に反して謙遜する社長はとても話しやすく感じの良い人だった。
融資の話で問題発生
「日本政策金融公庫や銀行に融資のお申込みをしていただきたいのですが、お忙しいと思いますので書類にご記入いただければ私が提出してきます」
サラリーマンの我々にとってありがたい配慮だ。
この社長の場合は自分からそう言ってくれたが、言ってくれない不動産屋もあるだろう。
しかし、他の不動産屋でもやってくれるところはたくさんあるらしいので、思い切って頼んでしまおう。
彼らとしても売りたいのだから、それくらいは動いてくれるのだ。
しかし、ここで問題が。
「融資の申込みに源泉徴収票が必要なのですが、ご用意いただけますか?」
「はい、去年の6月に転職したので、去年の年収は半分しかないけど平気ですか?」
社長の表情が変わった。
「そうなんですか! ちょっと不利かもしれませんが今年の今月までの給与明細も提出すればなんとかなるかな…なんとかやってみます!」
ところがこれが引っ掛かったらしく、4ヶ月ほど融資が下りなかった。
日本政策金融公庫か銀行1本でいこうと思っていたのだが、日本政策金融公庫では1000万円しか下りなかったので、残りを信用金庫から借りることになった。
メガバンクの審査には通らなかった。
2015年4月に動き出し、物件を手にしたのは2016年3月。
約1年も掛かってしまった。
動く前に気をつけなければならないこと
不動産投資を考えている人は、必ずサラリーマンのうちに始めること。
そして、融資が下りるまで絶対に転職しないこと。
そうすればもっと早く物件が手に入るはずだ。
買うまでに間が空いてしまうと、だんだん買う気持ちが薄れてしまうこともある。
遅れれば遅れるほど、ローン完済時の自分の年齢が上になってしまう。
不動産投資を検討している人は、1秒でも早く動き出そう。