【30代は絶対に読むべき】挫折を経験した今だからわかる良本5選

おはようございます。
堀場英雄です。

前回は、私が20代の頃に読んだオススメの本をご紹介しましたが、今日は私が30代の頃に読んだオススメの本をご紹介したいと思います。

挫折を経験してこそ味がわかる本

私は第一志望の大学にも受かりませんでしたし、大学院留学も希望の学校に行けませんでした。
けど、就職活動はうまくいき、BCGから中途内定が出た時はものすごく嬉しかったのを覚えています。
ハーバードのMBAホルダーや東大卒だって全員が受かるわけではないですから。

ただ、BCG時代は本当に何をやっても上手くいかず、悔しくてトイレで夜中に涙を流していたのは一度や二度ではありません。

結局パフォーマンスが出ずクビになり、というか「お前クビ」と言われる前に逃げ出したというのが正しいですが…逃げ出した直後の挫折感は…
とーーっても大きかったのを覚えています。

そんな経験をした後、ある程度論理的に綺麗にまとまった本はもうある程度読んでしまったのもあって、読み出したのが、経営者の自伝や体験談、古典、歴史関係の本です。

30代になったことも要因かもしれませんが、誰が見ても美味しそうで一口食べれば甘いスイーツより、スルメみたいに噛めば噛むほど美味しい、ブルーチーズのような何度か食べて見ないと良さがわからないみたいなタイプの本を読むとが多くなりました。

BCG時代に心の支えとなった本

そんなきっかけになったのが、元マイクロソフト社長の樋口さんの「愚直」論

大阪大学からパナソニック、ハーバード大学を経てBCG(※BCGでは働きすぎて救急車で運ばれる)、その後アップルを経てマイクロソフト日本支社社長へというご経歴です。
GEにいた頃、すごく仲良くしてくれた友達がいて、ある日この本面白いぜ読んでみろよってこの本をくれました。冗談で(一度これと決めると猪突猛進みたいなところが)お前みたいだと薦めてくれました。

最初読んだ時は、なんもなく日本企業から海外へと挑戦していく姿にへぇ~~というのと、BCGってのはこんなすごい人でも救急車ではこばれるようなところなのか…大前研一さんとか堀紘一さんとかはすごいんだな。。。ぐらいの感想でした。

しかし、自分がその後BCGにつとめてトイレで泣いているときに思い出したのがこの本でした。
そのまま心が折れなかったのは、この本を読んでいたからです。
そう、こんなすごい人だって救急車で運ばれることもあるんだから、自分はもっとがんばらないと!と思ったのです。

その後、もう絶対無理と心が折れた時も、まぁ、マイクロソフトの日本支社長になるような人が救急車で運ばれたんだからというのは大きな心の支えでした。

このとき、綺麗に整理された本よりも、こういった体験の本の魅力に気付きます。

経営者の苦悩を知ることができる本

その後読んだ経営者の本(体験談、自伝)をいくつか紹介します。
渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉 (幻冬舎文庫)

社長って想像以上に大変なんだなぁというのが正直な感想でした。
人のためをおもってやったのに…という生々しい苦悩などを知ることができます。
それでもビジネスをやる魅力も同時に教えてくれます。

不格好経営―チームDeNAの挑戦

超一流コンサルから経営者へのサクセスストーリーです。
システム発注のミスなんかが出てきますが、出来る人しかいないコンサルの世界のある意味でアンリアルな世界とリアルなビジネスの現場で奮闘する姿は、なぜMBAが経営者の資質として必ずしも一致しないのか分かり易く教えてくれます。

すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)

喫茶店はじめるためにあなたはいくら借金できますか?夢を追い、その中で適切にリスクをコントロールする、そういう大事なことを教えてくれる本です。

憂鬱でなければ、仕事じゃない。
サラリーマンしてると鬱々とすることも多いと思います。
そんな時この本を読むと、みんな大変なんだなぁと思うはずです。

あ、これらの人はすごすぎて…という人はぜひ20代の経験をまとめた私の本もよろしくお願いします!!
「プチスキル」をかけ合わせて「レア人材」になる 一生食える「強み」のつくり方

手持ちスキルをかけ算して上手くやっていこうって本です。
背伸びして挑戦するととっても痛い目に遭うよ!という点も触れています。

歴史についても…書こうと思いましたが長くなりましたので、今回はここら辺で。

読書の習慣はどうすれば身につけられるのか?

「どうすると本を読めるようになるのか?」と聞かれることがありますが、これはなかなか難しいテーマと思います。

私自身高校時代は現代文の成績なんかは赤点ギリギリ、本なんて全く読みませんでしたから。

ただ、そんな私が読書習慣を身につけられた理由(?)が2つあります。

1つめは本読んでる自分ってかっこいい!という勘違いともとれる憧れです。

例えば、ピケティの21世紀の資本

これは気合と根性で英語で読破しました。
これなんかはもう完璧、ピケティを電車の中で読んでる自分ってかっこいいかもーーみたいなノリです。
実際はキンドルで読んだので何読んでるのか周りはわかりませんが…。

2つめ、投資効果の高さです。

私自身の体験から英語ができても、本をたくさん読んでも給与は増えませんが、本はお値段を考えるとものすごくお値打ちな本があります。

さくっとタイトルを調べるためにアマゾンを検索しましたが、前述の経営者の本文庫本出てたり、中古なら1円!だったり…。
経営者がやるセミナーにもし参加したらセミナー代金いくらだと思います?

これってすごいことだと思うんですよ。
本なら1円。
どう考えてもお得です。
本棚に並べておくだけで賢く見える。
それだけでもインテリアとして価値ありそうです。

まずは気軽に書店または図書館に足を運び、はじめに、おわりにに目を通すところからはじめてみてください。

みなさんも読んだことがある本ありましたか?もしあったらぜひみなさんの感想も教えてくださいね~。

堀場 英雄

堀場 英雄サラリーマン×週末起業(著者・学長)×投資家

投稿者プロフィール

キャリア形成(転職・週末起業)、グローバル人材(英語力、外国人と働く)、最近のニュースで考えたことなどをShare Blogを通じて情報発信していけたらと考えています。

1978年生まれ。名古屋大学卒業、米国の大学院卒業(原子核工学修士)。20代はGE、BCGといった一流外資企業でプロとしての成功を一途に目指す。

しかし!心技体すべてで圧倒的なレベルを求められる超プロの世界にはついていけず、挫折…

30代になり大手メーカーに勤務しながらも、今まで習得してきた「英語力(米国大学院)×財務スキル(GE)×戦略立案力(BCG)」のかけ算で、オンライン英会話学校バリューイングリッシュを設立。同校の学長を務める。

多忙な留学・社会人生活の中でも、効率的に次々とスキルを習得する力には定評がある(理系ながらTOEIC 980点)。

著書には、
「プチスキル」をかけ合わせて「レア人材」になる 一生食える「強み」のつくり方

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