気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回はトレンダーズ【6069】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
トレンダーズとはどんな会社?
トレンダーズは、ソーシャルメディアマーケティング事業、女性のライフスタイル支援メディア事業などに携わっている会社です。
そんなトレンダーズ、取締役社長は岡本伊久夫氏。
もともとは、岡本伊久夫氏の離婚した奥さん経沢香保子氏が立ち上げました。
上場当時は最年少美人社長などとメディアに持ち上げられていました。
桜蔭→慶應→リクルート→起業と、「リア充」を具現化したような方ですね(こういうキラキラ女子、僕には眩しすぎて見ていられません)。
現在の社員数は99人です。
まだまだ小規模ですね。
現在の株価は?
現在の株価は2,800円前後です。
取引単位は100株なので、28万円程度でトレンダーズの株を所有することが可能です。
うーん、ひとつの銘柄に30万円近くは高いですね。
トレンダーズのPER(株価収益率)は、現在22.55倍です。
20倍前後なので、まあ普通~少し割高の部類です。
配当利回りは、0.86%です。
配当は普通ですね。決して高配当ではありません。
株主優待は、ありません。
過去の長期のチャート
大きなお椀の形をしています。
上場後は下落したのですが、その後低迷し、ここ数年で上昇しています。
上場来最高値は2018年の4,195円。
最安値は2016年の387円です。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
2017年後半からしっかりと上昇トレンドです。
ただ、8月に入り大きく下落しています。
トレンダーズの売上高は?
わるくはありません。堅調ですね。
売上も20億円にのせてきました。
ただこのくらいの事業規模なら大企業と比べると、ちょっとしたことで一気に経営が傾くので不安定さは否めません。
トレンダーズのEPS(1株当たりの利益)の推移です。
FY2014に大きく落ち込んだのですが、その後は比較的堅調です。
持ち直してきたという感じですね。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう。
こちらはしっかり右肩上がり。
いい感じですね。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近14.67%です。
しっかりと合格ラインの10%を超えてきています。良好です。
最後に、流動比率は5.35倍。
こちらは1倍を超えているので問題ないです。
トレンダーズの今後をまとめると
2年前にこの会社の株価分析をしたときはかなり厳しかったのですが、今は比較的持ち直してきました。
ただ、EPSなどの数字もよくなく、個人的に投資をしたいと思えるほどの銘柄ではありませんでした。
日本株には他に優良な銘柄がたくさんあります。
日本の超優良銘柄を長期で保有して利益を享受する、そういったあたりまえのことをして資産を築いていきましょう。
次、見ていきましょう。