気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は西松屋チェーン【7545】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
西松屋チェーンとはどんな会社?
西松屋チェーンは、育児、子供衣料および婦人、紳士用品の販売を行うチェーン店「西松屋」を展開しています。
また、同社は、妊婦服や新生児雑貨も販売しています。
子育て世代にはお馴染みの会社ですね。
西松屋は「ガラガラ経営」という経営手法を用いています。
以下Wikipediaより引用
「ガラガラ経営」とは、無理な繁盛店舗を目指さない、というモットーを指す。店舗立地は、幹線道路沿いを避け、店内はマネキンやワゴンを置かず、広い通路でセルフサービスである。1店舗に従業員は2人程度の配置で、接客もほとんど行わない。客が高いところに陳列してある商品を取るために白い取り棒が置かれている。1店舗が常時混雑し始めると近隣に新規出店し、ガラガラ店舗を貫いている。
ユニークですね。
そんな西松屋チェーン、現在の社員数は4,749人です。
現在の株価は?
現在の株価は1,161円前後です。
取引単位は100株なので、12万円程度で西松屋チェーンの株を所有することが可能です。
10万前後ですので日本株の中ではまあまあ気軽に買える部類です。
とはいえ、アメリカ株と比較するとやっぱり高いです。
西松屋チェーンのPER(株価収益率)は、現在14.56倍。
15倍前後なので、適正ラインです。高すぎず安すぎずといったところです。
配当利回りは、1.81%です。
日本株の中ではギリギリ高配当の部類に入ります。
株主優待は、株式を100株以上で西松屋で使える買い物券1,000円相当を年2回もらえます。
子育てしているパパママなんかにはアリかもしれません。
過去の長期チャート
方向感ないですね。
2005年にピークを迎えて以降は下落、その後ここ数年で少しずつ上昇してきています。
ちなみに直近1年のチャートはこちら
こちらも方向感ないのですが、けっこう動きが激しいですね。
西松屋チェーンの売上高は?
しっかり売上を更新しています。
キレイな右肩上がりですね。いい感じです。
西松屋チェーンのEPS(1株当たりの利益)の推移です
こちらはキレイな右肩上がりではありませんが、比較的堅調です。
わるくはありません。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらはキレイな右肩上がりです。
BPSの右肩上がりは企業価値がしっかり上昇しているということ。素晴らしいです。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近7.86%です。
10%を超えてはいないものの、3%などの大企業が多い中比較的健闘しているほうではないでしょうか(優しい目でみれば)。
今後に期待ですね。
流動比率は2.09倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
西松屋チェーンの今後をまとめると
思っていたよりも各数字の伸びがよかったです。
PERも適正で配当が高めです。
「ものすごく欲しい」というわけではありませんが、大きく下落したところで買いを検討してもいい銘柄かもしれません。
気になる方は四季報などで詳細をチェックしてみて下さい。