気になる日本株を分析・予測するコーナー。
ピックアップした銘柄が、長期投資の対象として魅力的かを探っていきます。
今回は北陸電力【9505】の株価を分析。そして見通しを分析していきます。
北陸電力(9505)とはどんな会社?
北陸電力は腹囲、石川、富山を含む北陸地方で電気の発電、送電、配給、販売を行っています。また水力発電や原子力発電も利用しています。
以下はWikipediaより引用
営業地域内では北電(ほくでん)の略称を用いているが、地域外では北海道電力との区別のため陸電(りくでん)を用いている。公式ウェブサイトのドメイン名も rikuden.co.jp となっている。
また株式市場などでは、北陸電と呼ばれる場合がある。
そんな北陸電力、現在の社員数は8,433人(連結)です。
現在の株価とPERは?
現在の株価は1,159円前後です。
取引単位は100株なので、11万円程度で北陸電力の株を所有することが可能です。
10万円前後で買えるので、日本株の中でははじめやすいといえるかもしれません。
高いのは300万円とか平気でするので。
北陸電力のPER(株価収益率)は、現在58.42倍。
50倍を超えています。かなり割高ですねー。
うーん、といった感じです。
配当利回りと株主優待は?
配当利回りは現在ありません。
以前は4%近い高配当だったのですが、「厳しい収支状況および財務状況を勘案し、見送ること(北陸電力HP)」とされています。
この時点でヤバイ空気がプンプンします。
北陸電力の株主優待は、ありません。
過去の長期のチャート
うーん、なんともいえませんね。
パッとしません。
ちなみに、上場来高値は1988年の3,988円。
一方の上場来安値は1974年の634円です。
直近1年のチャートはこちら
2018年2月を底値にそこからグイッと上昇しています。
北陸電力の売上高は?
比較的堅調です。
わるくありません。
北陸電力のEPS(1株当たりの利益)の推移です
うげ!直近はマイナスに転じてしまっています。
これはまずいですね。。それは配当もなくなります。
BPS(1株あたり純資産)を見てみましょう
こちらは右肩下がりです。
うーん、かなり厳しいですね。
大きく株主の価値を減らしてしまっています。
ROE(株主資本利益率)の推移はこちら
ROE(株主資本利益率)は直近−0.15%。
EPSがマイナスなので当然マイナスです。
これでは話になりません。
最後に、流動比率は1.2倍。
こちらは1倍を超えているので問題ありません。
北陸電力の今後をまとめると
以前は高配当銘柄だったのですが、それもなくなり、興味がまったくもてない銘柄となってしまいました。
他の数字も芳しくありません。
僕もこの状態では長期投資をしたいとは思えませんでした。
次、行きましょう。